ニューヨーク世界切手展2016の特別賞 | 郵便・切手から 時代を読み解く

郵便・切手から 時代を読み解く

切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

国際郵趣連盟(FIP)のわが国における窓口団体は一般社団法人全日本郵趣連合です。全日本郵趣連合では世界切手展及び国際切手展に際して毎回、「特別賞」を寄贈し、すぐれたコレクションに対する顕彰を行っています。

その「特別賞」の賞品はその都度コミッショナーが選定のうえ、現地に持参することとなっていますが、このほどその選定が終わり、現地に連絡しました。

日本はジャパンですから、ジャパンといえばずばり漆器のこと。漆器の最高峰はいうまでもなく輪島塗ということで、輪島漆器商工業協同組合の理事長を務められる日南尚之社長(株式会社日南彩漆堂)に、外国人向けに良い品をご提案いただくようお願いしておりました。

その結果、このたび昭和切手20銭の図柄にもなっている「富士桜」を描く、「輪島塗の絵皿」(写真)を特別賞に選定しましたので、皆様にもご報告いたします。

これならば、どこ国の方に授与されても喜んでいただけるうえ、日本からの提供品であることもしっかり印象付けることができると思っております。規定の予算枠では入手困難な逸品を格別のお計らいをもってご提供いただき感謝しております。