JAPEX終わる | 郵便・切手から 時代を読み解く

郵便・切手から 時代を読み解く

切手コレクター必見! 経済評論家にして郵便・切手評論家でもある池田健三郎が、辛口トークと共に「ゆうびん」や「切手」を通じて時代を読み解きます。
単なる「切手あつめ」や「郵便物コレクション」とは次元の違う、奥深き大人のライフワークの醍醐味をお伝えします。

お陰様をもちまして<JAPEX07>は無事終了いたしました。


ご来場頂いた方、ご出品頂いた方、またJPSオークションや協会ラウンジでお買い上げ頂いた皆様に御礼申し上げます。また、運営にご協力頂きました多くの皆様にも心より感謝申し上げます。


今年はタイ王国大使館からご後援をいただき、大変華やかな雰囲気の中で、国際交流というJAPEXのひとつの役割を果たすことができたと感じております。


また、展示作品も一層の充実がみられ、日本関連では手彫切手のレギュラー作品が2作品も並んだほか、小判切手、昭和切手といった主要シリーズの本格的な作品が出展されていました。外国の伝統郵趣も、多彩な国々を対象としたコレクションが集結、見応えのある展示でした。私が審査を担当した郵便史も、興味深い作品が多く、マルコフィリーでは金賞が出るなどすばらしい結果となりました。


JPSオークションは、パート1を「昭和切手発行70年特集」とし、著名コレクターの収集品からとくに良い材料のみを249ロット厳選して売り立てましたが、1次昭和10円を貼った唯一知られる戦前のカバー(タイ宛て航空書状)が、最低値120万円からスタートし、フロアでは400万円までビッド・アップされて落札となるなど、活況のうちにセールを終了することができました。


また、ジャパンスタンプ商会さんのご協力のもと、ジャパンオークションをはじめてJAPEXで開催することができ、こちらもホットなセールとなったようです。


私どもでは、今回の成果をしっかりと受け止め、真摯に反省を行い、改善すべき点は次年度にきちんと反映させることと致したいと思います。何はともあれ、今年もJAPEXが無事終了し、ホッと胸を撫でおろしたところです。最後に再度、みなさま、ありがとうございました。