被災した『輪島塗』の展示販売&講演会(主催:宝塚ライオンズクラブ)
重要無形文化財に指定されている伝統工芸の輪島塗
能登半島地震によって工場、倉庫をはじめ職人さん方の住居など大きな被害に遭われました。
4、5カ月経った今も震災直後と変わらない厳しい状況の中で復旧復興に向けて頑張っておられることを講師としてお越しいただいた輪島屋善仁の社長様からお聞かせいただきました。
震災では製造過程にあった品や漆や金箔などの貴重な原料も全て廃棄となったそうです。その中で何とか震災を乗り越えた品をお持ちくださいました。
元々業界として高齢化問題を抱えていたこともあり、被災により多くの同業者が廃業の選択をされるかも知れないとのことで、伝統的な技術の継承の難しさを改めて認識しました。
輪島での宿泊はまだまだできる状況にはないそうですが、金沢で宿泊して輪島を訪れることは十分できる状況になって来ているとのことでした。
また阪神地区を見て「30年でここまで復興できることを体感できた。希望を持って進んでいきたい」と仰ってくださいました。
30年前に全国からの支援で立ち直ることができた私たちですので、恩返しの想いと助け合いの精神を持って、息の長い支援を続けて行きたいと思います。
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