悪、メタボ、動
脈硬化etc。
そういう考え方を持っているあなたはすでに体を壊
しています。
以下、内海医師から転写
コレステロールは生体に不可欠な物質であり、生体内で重要な働き
をしているのですが、一般の人はそう思っていません。 働きとし
て細胞膜の構成成分の一つであるということ、細胞膜からいろんな
生理物質を運ぶ役割があるということ、 脳の中で情報が正しく伝
えられるように、神経線維を保護すること、ホルモンの原料になる
こと、胆汁酸の原料にもなること、などが挙げられます。ステロイ
ドホルモンと呼ばれるホルモンは、副腎皮質、精巣、卵巣、胎盤で
コレステロールから作られます。副腎は皮質と髄質に分かれており
皮質の部分で50種類にも及ぶホルモンが作られています。これら
は副腎皮質ホルモンと呼ばれています。精巣で作られるステロイド
ホルモンはアンドロゲン(男性ホルモン)、卵巣で作られるのはエ
ストロゲン(女性ホルモン)、卵巣の黄体や胎盤で作られるのはプロ
ゲステロン(黄体ホルモン)です。 このようにコレステロールは
、私たちが生きていく上でなくてはならない物質なのです。
コレステロールが低いと確かに血管疾患の発生率は低くなりますが
、癌の発生率は高まることが疫学的に証明されています。コレステ
ロールが低いと気力体力免疫力が下がると考えて差支えないと思い
ます。つまり世の常識と宣伝と医師に惑わされ、コレステロールを
さけているあなたはすでにメタボ利権の餌食であり、自分で体にい
いことをしていると思いこんでいるわけです。それが間違いにもか
かわらず・・・何事にもバランスがあり、コレステロールは高すぎ
ても低すぎてもいけないのです。今の検診の基準なんて外国の科学
者からみればバカげた話です。