タイトルを見ると、「ダメ女って何?」って怒る人も現れそうですが、この本での『ダメ女』とは、料理が苦手な女性のこと。

 「料理をするのが女性と決まってるの?」という意見もあるかと思いますが、その意見は横に置いとくとして、私も最近料理がめんどくさいタイプになっていて、袋に入ってるカット野菜を使うことが増えていたり、値引きしてるお弁当を買ってきて、何食かに分けて食べたりしています。

 食事はちゃんとしなきゃなと思ってはいるけれど、時間をかけずに、簡単にすますことが増えているんですよね。

 

 この本には、いろんな事情で料理をすることが苦手だったり、料理の経験がないためにできなかったりする女性が、この料理教室を通して料理をする楽しさを知って、生活が変わっていく様子が描かれています。

 

 この料理教室、まず包丁を使って、野菜を刻むところから始まります。

 さすがに、包丁は使えるけど…と思いながら読み進めましたが、丸鶏を部位ごとに解体していったり、こねないパンを作ったり、自分好みのドレッシングを作ったり、西洋料理には詳しくないので、知らない単語がいっぱい出てきて、実際に自分の料理に役に立つということは少なかったです。

 

 自分の料理に役立つことというよりも、自分の食事への向き合い方について、納得する名言がいっぱいありました。

 

 『食品科学者のゴールは味ではなく、消費量だ』

 いろんな加工食品は、食欲を刺激し、たくさん食べさせるようにできてるんやな。

 まんまと、はまってるがなショボーン

 

 『私たちは、自分たちのリアルな生活のために買い物をするわけではなく、自分が思い描く生活を想定して買い物をする』

 確かに、カット野菜を買ってるくせに、レタスやキャベツも買ってるわ。

 で、悪くしちゃうんですよねあせる

 だしを取ろうと昆布も買うけど、結局だしの素を使ってるし…

 

 『節約したいのならば、賢く食べることですよね。まとめ買いをしない。セール品を買わない。食費を節約するのにいちばん大切なのは、食べ物を無駄にしないこと』

 耳が痛いビックリマーク

 まとめ買いもするし、セール品も買ってるわ~ガーン

 

 『生きていくうえで学ぶべき最も大事なこと、それは、自分自身に、そして、自分の周りにいる人間を養う方法、栄養を与える方法なんだよ』

 確かに。

 

 ていねいな生活にあこがれつつ、だらだらしてばかりの私ですが、これからひとつずつでも変えていけたらな…と思ってます、今はウインク