さて。
日本代表が強くなるために、
今のラグビーの構造体は
たくさんの問題を孕んでいる。
その中で、いよいよ表出した
大きな課題の一つである
高校ラグビーのあり方について
今日は書いていこうと思う。
いわゆる、花園、である。
ラグビーという競技は、
日本全国津々浦々に浸透している
とは言い難い、という大前提が
この議論には必要であろう。
まず持って、昨年の花園の
島根県のケース。
大阪第4代表と揶揄されることも
しばしばの石見智翠館高校が、
予選相手チームがエントリーされず
全国大会に出てきてしまった。
春の新人戦の県予選も
同じ状態が継続している。
じゃあ、そこだけが異常なのか?
というと、そうではない。
奈良だって、実質2校の
予選会になっており、
彼らのユニホームの色通り
白黒つける決戦が毎年行われる。
が、それは野球やサッカーのそれとは
意味合いが全く違う。
ラグビー人口はどうなっているのか?
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日本の人口・ラグビー競技人口
【人口】1億2,620万人(3位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】29万6千人(6位/20ヵ国)
【協会登録者】10万8千人(9位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】0.23%(18位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.09%(17位/20ヵ国)
【世界ランク】11位(2019年7月時点)
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ソースはこちら。
多様なスポーツに人材が輩出されている
とも読み解けるだろうが、
やはり普及率に難点がある。
つまり、地域によって、
熱の入れ方が大いに違う。
というものだ。
これはハンドボールやバドミントン、
陸上ホッケーなども
同じような問題を孕んでいると考える。
福井、鳥取においては、
ラグビーを強化する学校法人も
存在しておらず
県大会で優勝して出場した全国大会で
大負けをして去っていく。
はっきり言おう。
スポーツは勝たないと面白くない。
どうせ泣くなら勝って泣け、と
双子が通う高校も部歌の歌詞にあるが
勝ちたい、という想い
負けたくない、という想いが
真剣勝負に華をそえる。
勝ち負けをつける前に
楽しみを覚えさせるべきだ。
という指導論も否定はしないのだが
それらが勝ちにつながるから
初めて価値につながるわけで
勝利至上主義が悪いのではなく
勝利以外排他主義が悪いことを
念頭におくべきである。
話を戻そう。
ラグビーの普及率を上げるのは
単純な公立回帰では無理である。
プレイヤーの楽しさ、
観戦者の楽しさを軸で考えると、
拮抗した試合が、最も面白い。
つまり、恣意的に拮抗した試合を
複数増やす手法が、
最も効果的だと考える。
花園のようなトーナメントスキームは
おらが県推奨のお国柄上
今後も継続すればいいと思うが
サッカーなどと同じく、それとは別に
エリートリーグを作るべきだと考える。
プロチームのアカデミーと
高校の上位層が通年で戦うリーグ戦
そして、その上位チームで
プレーオフを争う。
こうすると、どうなるか?
強豪校は2チーム構成になるだろう
となると、活躍できる選手が単純に増える。
結果、花園では、実力が拮抗し
少なくとも100点ゲームが
多発する今のようなスキームは
激減するだろう。
また、学校によって、
どちらに重きを置くかが判断し
花園初優勝校が増える可能性もある。
あくまで主役は選手たち、
チームでの切磋琢磨や共同生活が
教育的理念に重要なことも
理解しているが
ラグビーの醍醐味を
より多くの選手に味わってほしいと
願ってやまない。
ちなみに平尾剛先生も
以下のように現状に警鐘を鳴らし
提唱をされている。
子供が夢を見続けられる環境を作るのも
大人の大切な仕事であることを
思い出すべきである。

