おはようございます。

 

相談事に乗る回数はそれなりにあって

人生の道先案内人として名を馳せてますが

物理的な道先を聞かれることも増えた

よしけんことGoogleマップです。

#確かに見た目が

#マップに刺すピンに似ている

 

さて、今朝は。

営業とは、こういうことだ。

という話を。

 

という題名のくせに、

プライベートでのエピソードで

 

でも、深く考えさせられたので

よしけんあれこれの読者の皆様にも

シェアしようと、筆を取ります。

 

この前、双子の全国大会が

熊谷市で開催されました。

 

晴れの日と雨の日で、

ラグビーは戦略を変えないと

勝てる試合も勝てない

 

なんなら違うスポーツになった

と言ってもいいくらいで

 

しかもうちの子のチームは

相手チームと比較して

「雨じゃなければ…」と

親が祈るくらいに、

 

雨が降ると、相手チームが有利で

こちらが不利になるなあと思ってて

 

で、結果雨で、負けてしまい。

天候に勝てないとはいえ、

彼らの展開ラグビーを全国の舞台で

見せつけられなかったのは

 

本当に残念だなあと思った次第です。

 

試合は60分。

それ以外は暇になるのが

親の務め(務めか?笑)

 

ってことで、差し入れを買いに

近くのスーパーに行ったんですね。

 

そこで、せっせと差し入れを

カゴに入れている妻を横目に

 

特に仕事がない僕は

フラフラとアルコールコーナーへ。

 

クラフトビールの充実度が

群を抜いていて、非常に面白い

陳列棚を眺めながら

 

あ、これ京都のやな

へー、大阪の西成にもあるんや

なんて、思いながら

 

買いもしないのに、

買う人より熱心に棚を見ては

手に取っていました。

#買えよ

 

その時、不意に。

後ろから声をかけられたのです。

 

「お兄さん、ちょっと。」



はい、どうなさいました?


と、完全カジュアルウェアの

やり手営業マンは、踵を返します。

 

わし、何してんねん。と

心で苦笑しながら。

 

すると、おばさんから

おばあさんに移行するくらいの

年齢の淑女が、

 

ワンカップ片手に持って

困惑していました。

 

もちろん、こちらも困惑します。

なんだなんだ?と。

 

見ると、そのMrs.ワンカップの奥に

エプロン姿の店員さんも

眉を寄せて立っていました。

 

あ、邪魔だったのかな?

と思ったんですが、

どうやらそうじゃなくて。

 

Mrs.ワンカップは続けます。

「生酒ってどれか、わからない?」

 

どうやら店員さんは酒に詳しくなく、

 

Mrs.ワンカップも、

日本酒を買うのが初めてのようで

何をどう選んだらいいかわからない、と。

 

アルコールずきの晩年が愛する酒を

持っていた彼女への

偏見をすぐにかなぐり捨てて

 

親身になって話を

聞いてみることにしました。

 

すると、彼女は、

訥々と現状を話し出します。

 

「お兄さんありがとう。

 

 旦那がね、まだ75歳なのにね。

 ステージ4の肺がんだって。

 

 で、医者に聞いたら、

 生酒なら飲んでいいから、って

 買っていこうと思うのよ。

 

 ねー、もうね。もうね…」

 

自分が飲みたくて不機嫌ではなくて

パートナーの不遇を案じての

暗澹たる気持ちが、

Mrs.ワンカップのワンカップを

持つ手を強くしてたのか。と

 

目から入る情報がノイズになる日も

あるんだなと反省しつつ

 

わかりました、と、調べてみます。

グーグル先生に聞いて、

チャッピーに聞いて。

 

チャッピーからは、がん患者に

酒なんてご法度だと言われつつ

 

丁寧にMrs.の現状を伝えると、

なるほどQOLの向上のため、と

理解してくれて。

 

結局、その手に持ったワンカップが

ベストチョイスだったことが

わかりました。

 

Mrs.は安心して、深々と頭を下げて

「お兄ちゃんタバコ吸う?」と

いや、と首を振ると、

 

「絶対ダメよ、吸っちゃダメ。

 あの人もね、本当にね…」

 

これから訪れるであろう、

別れへの畏れを文末に残しつつ、

レジの列に消えていきました。



ふと帰り見ると、

妻も買い物が終わっており

怪訝な表情でこちらを見ており

 

車に戻りながら、事情を説明すると

察したように、何も言いませんでした。

 

Mrs.にとっても、僕にとっても

些細な人生の1ページです。

 

でも、僕の営業としての

こんな僕でも役に立つのなら、

という尽くす心があったからこそ

 

彼女に些細な安心を与え

店員は、日常を守ることができた。

 

そもそも

こうやって子供を応援できる

日常というのは非日常なのだと

再認識しつつ

 

でも、だからこそ、

営業という仕事は、徹底して

真剣に向き合わないといけないな。

と感じた一幕だったのでした。

 

だってね。

 

営業って、誰かの人生に

少しだけ、寄り添う仕事なのだから。