おはようございます。

 

これまでの人生で一番、

家にキープしている

酒の種類が多種多様な

自由飲酒党主 よしけんです。

#そろそろ家飲みしたい

 

さて、今朝は。

民主主義、という話を。

 

なんとなくこれがいい、

と教えられて育った幼少期。

 

日本は民主主義を勝ち取った

素晴らしい国だと

耳にした青年期

 

へーそうなんだ、

それよりもあれとかこれとか

と、関心ごとは他に移り

 

生きていくのが精一杯だった

若い父親だったよしけん。

 

そして今更ながらに

改めて問われると

民主主義って何を指すのだ?

とふと思った時に

手に取った本があります。

 


民主主義とは何か

宇野重規著

 

これまでの世界史、

日本史を振り返りつつ、

民主主義の実態を探ったこの本。

 

実は、序盤の古代ギリシア

あたりで、一度読むのを

頓挫していました。

 

面白い本だと後輩に

勧めていたのに、

彼の方が先に読了し

少し恥ずかしかったのですが

どうしても読む気にならなくて。

 

ところが、彼が紹介してくれた

本を読み進めた後に、

 

再度、冒頭から読み直すと

おいおい、これおもろいやないか

と、一気に読了しました。

 

なんて事ない、自分の素養が

整っていなかっただけで

良い本であることには

変わりない、という結果です。

 

さて、この民主主義

実は最後まで読んでも、

正しい定義がわからなかった

どういう状態が民主主義なのか

不明確だった、というのが

今回の学んだことです。

 

金融と同じく、民主主義も

未だ完成までに道半ばである

ということでした。

 

例えば、

日本で行われている民主主義。

 

参政権が男女18歳以上に

備わっているものの

 

それは国民の代表として

どんな人を国会に送り込むか

しか決めることができません。

 

国会議員で内閣を組成し

その中で総理大臣を決めるのは

あくまで、国会議員。

 

しかしながら、

民主主義というならば、

自分の推し達がどんな政治をするのかを

見守る義務ももちろんあって、

 

そして、容赦無くそれらを

選挙で落とすのも、

民主主義国家の国民の義務。

 

その権利を行使しないというのは

ただのサボりだからです。

 

自分の一票なんて意味ないと考えたり

たかだか一票では何も変わらない

と流布したど阿呆どもの影響で

今日には政治リテラシーの

低すぎる国民が多数存在しますが

 

民主主義を放棄し、君主主義を掲げると、

たちまちに自由を訴え出すんですね。

 

そう人に限って、

国民は自由であるはずだなんて、

滑稽なことを真顔で話し出すんです。

(あくまで僕調べ)

 

自由というのは

非常に難しい概念であり、

極論はマネジメントする人を

誰一人認めない、という

意味にもなります。

 

民主を謳うのであれば

それだけの責任を持つべきだし

 

自由だけを求めるのなら

一切の公共サービスを使わず

一人で生きていけばいい。

 

この本を読んで、

さらにその思いを強くしました。

 

経済活動は金という手段を

集める一手段に過ぎないわけで

 

国家運営を民主で動かす国に

生きている以上、

 

僕らはその動向を

監視しないといけない。

 

マジョリティに封殺される

マイノリティの声を聞きながらも

全体「最適」の道を模索すべし、です。

 

さて、今の国の問題について

この本を紹介して

先に読了した後輩が

ふと漏らした言葉を引用し

ここに記します。

 

「権力は腐敗を伴うため

 正しく行使されることを

 見張らないといけない」

 

主君が、民衆だろうが

将軍だろうが、天皇だろうが

その原則は変わりないと

歴史が教えてくれています。

 

無関心は人と組織を

腐らせる格好の材料です。

 

マザーテレサも言う通り

無関心の対義語は、愛。

 

民主主義を続けるならば

愛国心、ナショナリズムが

非常に重要だなと感じた

よしけんなのでした。