おはようございます。


いやーそれにしても

いい床でした。

という、


ビジネスホテルにおいての

新たな評価軸を手に入れた

よしけんこと、どこでも寝かされるマンです。

#夫婦セミダブルはしんどいから

#枕と床で眠りにつきました

#冬は寝袋持参でいけそうです

#ツインが取れない日にぴったり

#ピッタリではない


さて、今朝は。

そんなホテルでの出来事の

とある一面から。


床で寝てもいいから、と

事前合意してでもそこに泊まった理由は

日帰り2連チャンは流石にしんどいからで


結果カムバックした猛暑日の影響もあり

体力は目減りしてましたので

泊まって正解だったと思います。


床で寝ると、こんなに腰が痛いのか

と学べたのもいい経験でした。


さて、そのホテルには、

うちと同じスクール出身で

今もチームメイトの親御さんもうひと家族と

一緒に泊まりました。


パパたちの目当ては大浴場。

しっかりと体を浸すことです。


少し風変わりなところもありましたが

やはり広い風呂は最高ですね。

僕は翌朝も入りました。

(腰が痛いので)


そのお風呂での話なのですが、

僕が脱衣所から浴室に向かおうとして

ふと返り見ると


小さい男の子が、

その小ささに不似合いな装置をまとい

入ってくるのが見えました。


ん?と違和感はありましたが

多分何かを矯正するギプスのようなもの

なのかもなぁと思い、


浴槽に浸かりたい気持ちを抑えつつ

ぼんやりと体を洗い始めます。


すると、先の家族のパパも一緒になり

二人でよもやま話をしながら

風呂を楽しんでました。


そして、ふと見ると、

ギプスらしき装置をつけていたお子様と

そのお父さんとが一緒に入ってました。


そのお子様は、

なるほど…と思うくらいの

大手術をしたのがわかるくらいに

背中面に目を覆いたくなるくらい

痛々しい大きな傷を抱えてました。


体は小さく華奢で

小学校低学年くらいかな、と思いましたが

もしかすると実年齢は

もっと上かもしれません。


シャンプーハットをして

髪の毛を洗ってもらってましたが


子供がいつもと環境が違うから

上がるテンションを抑えられない

みたいな状態だなぁと


パッと見わかるくらいに

父親と戯れてました。


よく見ると首の部分も切開されており

そこから何らかの医療装置が覗いてました。


でも、よく笑う子供なのです。

楽しい!熱い!楽しい!嬉しい!


そんな気持ちが前面に出ていて

浴槽につかってぼんやり眺めるこちらまで

元気にさせてくれそうなくらいでした。


自分の大好きなスポーツを

さらに高いレベルで打ち込むために

環境を変えて挑戦している我が子たち。


怪我だったり、ポジション変更だったり

一筋縄ではいかない部分もあるし


抜擢されそれに応えようと

まさに必死に努力する様子もありますし


パーソナルスペースのない環境で

もちろん勉強の成績も求められる。


大変だろなぁ、と思っていましたが

そんな彼らはとんでもなく幸せもんだなぁと

感じたんです。


自分たちの子供、

もちろん親としてもそうですが


僕らの困難なんて小さいなぁと

思わせるくらいの


大きな困難と、乗り越えよう

共に生きようとする

見ず知らずの親子を目の当たりにして


こうやって生きている事の

有り難さを感じたんです。


後に、脱衣所で

その子に話しかけられました。


残念ながら、その声を聞き取ることは

僕にはできなかったのですが


お父さんが

『僕ともう一人のパパは友達なのですか?』

と、話してることを教えてくれました。


意思の疎通が取れている事に

正直驚きつつ、


友達だよ、と笑顔で伝えると

それより大きな笑顔を返してくれました。


暗い部屋の中で灯したあかりのような

その笑顔を受けて、

なんだかクラクラしました。


自分がいかに恵まれた環境で

生活できているか。


子供達がいかに

幸せな環境で生きられているか。


僕からしたら

彼ら親子の人生は逆境なのだと

思い込んでしまいがちですが


そんな彼らは、僕よりも

遥かに地に足つけて生きている。


あーだこーだと文句を垂れがちな

自分が少し恥ずかしく思いつつ


これからもしっかりと生きていこうと

感じたよしけんなのでした。