おはようございます。

 

卓球のチキータが

オーバースピンかバックスピンか

ひとしきり揉めたよしけんです。

#結論サイドスピンでした

#通称横回転

#まさにバナナスピン

 

さて今朝は。積み重ねた上に

という話を。

 

たまに流れてくる漫画式の広告

基本的には読まないんですが

この前何かのビジネス誌のそいつに

ちょっと興味深いことが書いてあり

ついつい読んでみました。

 

定年間近のあまり熱心じゃない

社員Aさんが、若手社員に

給料ドロボーだ、老害だと

陰口を叩かれていて

 

その先Aさんの上司

(無論その人の方が若い)も

少し言い過ぎだと思い

たしなめましょうか、と

Aさんに聞くと、

 

いやいや、いいよ

定年前だし波風立てて欲しくない

と、どこ吹く風。

 

昔は営業の鬼だったAさんの

好々爺ぶりに上司も戸惑いつつ

その場は終わったのですが。

 

ある日、

若手社員が大きなミスを犯し

取引先を激怒させてしまいます。

 

青ざめる若手と一緒に

いつもは消極的なAさんが

なぜか同席する、と立候補

 

現場につくなり

怒号の鳴り止まぬ中

頭を下げ続ける二人。

 

そんなところに

先方の上席である

B専務が現れる。

 

「Aちゃん!」

「おおBちゃん!」

と二人は相好を崩しハイタッチ。

 

それ以外のメンバーは

一瞬何が起こったか分からず

ポカーンとしてしまう。

 

実はこの二人旧知の中で

Bさんが担当の時から

Aさんが営業担当として

あれこれサポートしていた間柄。

 

散々怒って、

取引停止を迫っていた先方も

B専務の「Aさんの会社は大丈夫」

の一声で鎮静化。

 

そしてAさんとB専務は

飲みに出かけたのでした。

 

去り際に、B専務が

若手社員にこう語ります。

 

「今君が当たり前にもらっている

 立場や仕事は、君たちが老害だなんだと

 囃し立てている先輩たちが作った

 礎だという事を忘れてはダメだよ」

 

ハッとする若手。

そんな内容で終わるのでした。




 

その話の間に2回ほど

広告が挟まるので

誰がこんな邪魔してくる広告の

商品買うんだよと

元も子もないことを考えながら

読了したのですが、

 

そのB専務の一言は

なかなかに考えさせられる

ものでした。

 

別に仕事に限ったことではなくて

この国のシステムであったり

様々なテクノロジーは

 

過去の先輩方が

それこそ寝食を忘れながら

没頭して作ってきたもの

 

今日の当たり前は

過去の努力の賜物だ、と。

 

しかしながら

伝統だ遺産だと声高に言っては

感謝しろしろと押し付けてくる人って

大した仕事してこなかったのだろうな

とも思ってしまいます。

 

努力したたくさんの人には

無論敬意の念は尽きませんが

 

過去の努力の上に

あぐらを書いてのさばる人は

好しからずです。

 

老害だなんだという前に

動いていないその手と頭を

さっさと動かせよ。

 

過去の栄光にすがるくらいなら

今一度真剣に生きてくれよ。

 

それが過去からの遺産の上に生きて

次の世代に繋ぐ人間の

最低限の礼儀ってもんだろ。

 

慇懃無礼な老若男女を見ると

ついつい、そう感じてしまう

よしけんなのでした。