おはようございます。


今世紀最大の魔女の一撃に

びっくり腰なよしけんです。

#このブログは寝転びながら書いてます

#うつ伏せセットポジション


さて、今朝は。

手段の目的化は今日も続く、という話を。


ビジネスで注意すべき事象の一つである

手段の目的化。


ある目的を達成するために

考えた手段を用いて、

その目的を達成する。


その成功体験が連続すると

その手段だけをやり続ければ

成功するもんだから、


その手段を取り続ける事が

目的になってしまい


当初の目的と離れてしまう

というものです。


例えば、1件の受注を得るために

プロセスを分解したときに、


3件の引き合いが必要であり、

8つの商談が必要であり、

10つのアポイントが必要である。

というデータが取れたとします。


その人の営業進捗を測る

一つの物差しでしかない

それらの数字ですが、


実績不調な担当者をそのデータで

当てはめて見ると、


例えばAさんはアポが少ないから

準備や段取りを点検しよう、


Bさんは商談から見積に移る数が少ないから

トークを点検しよう、


Cさんは見積もり数は多いけど

成約数が伴わないから

見積もりの内容を精査しよう


など、の

チェックシートのような

役割としては使えますが


これがいつしか、

(まぁ大抵自分で考えて営業した経験のない

センスのない上だけしか見てないリーダーが)


10-8-3-1理論だー

プロセス埋まってないやつは

努力不足だー

まずはアポを取れー


とか言い出すんですよ。

これが典型的な手段の目的化です。


営業なんて水もの、相手ありきなんだし

ラインの生産管理じゃないんだから

数値化するのはいいけども

そのプロセス指標ばかりを追うのは

無意味で阿呆のすることなのに


今日もそれを強いてる人々が

割とたくさん存在してる事に

『やったことないって愚かだよなぁ』と

哀悼の意を込めて、見つめています。



さて、この手段の目的化が

より顕著なのが

警察さんの交通取り締まりでして


従来は、違法運転を減らして

マナーを向上させるためのルールと

罰金刑と取り締まりだったものが


今や、事故多発してるところではなく

物陰に潜んでは、違反者を炙り出して

小物を捕まえ、罰金を今日もせっせと

国庫に戻す活動をしています。


パトカーがパトランプつけて

停車してくれているだけで

白バイが見える位置にいるだけで

交通安全は担保できるのに


今日も原付バイクの兄ちゃんを捕まえては

罰金減点に勤しむ。


見本のような手段の目的化だなぁと

ある意味惚れ惚れしてしまいます。


まぁでも仕方ないか、

財務省に乗っ取られた日本において

6月から始まる減税も

手段の目的化にしか過ぎないもんね。


いくら所得税や住民税を

1年間で減らしてくれたとはいえ

日増しに積み上がる健康保険料には

かないません。


富の分配であったり、

金流のコントロールの手段として

設計された税金が


14桁の番号をつけてまで

徹底的に回収しろという目的に変わり


今や下げてやったから感謝しろ

下げたんだから文句言うなという

暴挙に成り下がる有様。


すげーなーと思うわけです。

コントかよと。


こうやって、公に手段の目的化が

横行してるわけだから


そりゃあ民間のそれが

起きても仕方ないなぁと

思うよしけんなのでした。