おはようございます。


これでもか!と着込んで

外に出ても汗ばまないほどの寒気に

いいね!冬だね!と

ひとりごちるよしけんです。

#おしゃれの季節だね

#まだ寒くていいんだよ


さて、今朝は。属人的という話を。


スペシャリストという言葉が

世の中には存在します。


モノづくりの世界では

その存在に脚光が当たります。


彼の作ったものじゃなきゃ嫌だ

彼女の考えたものだから欲しい


彼じゃなきゃ、彼女じゃなきゃ

嫌だよねぇ。頼むなら。


これは最高の褒め言葉ですし

その言葉を生き甲斐にされている人も

たくさんおられるでしょう。


しかしながら、それはあくまで

『自分の影響範囲、責任範疇が

 全て自分だけで賄えている』

小回りの効いた組織では重要なだけで


大きな組織に身を置くと、

属人化というのは決していい状態では

ありません。


また、小さな組織だとしても、

社員を5人以上雇うとなると

この属人化は危険な状態とも言えるでしょう。


ある業界ではプロフェッショナルと

呼ばれ讃えられる働き方も


ある状態ではワンマン経営と

ダメな意味で指摘される。


あなたしかダメなの、は、

実はマネジメントには

褒め言葉ではなく、注意信号だよな、

と、最近つくづく感じています。


特に営業として長年生きて感じるのは

サラリーマンてのは、あくまで

その組織を作るための部品でしかなく


その部品も出来る限り汎用性が高い

ものにしないといけません。


色目も多くなくて良くて、

形も平凡でいい。


ダイバシティ経営だ!とか何とか

口では言いながらも、


多様性を認めるというのは

相当な舵取りの手腕がないと

高難度なものです。




組織にはプロは要らないのか。

無論そんなことはないのですが、


プロを認めると、

その仕事の属人化が進み、

標準化なんて夢のまた夢です。


実際に組織において

属人化した仕事はとっても多く、

しかもその人がわかってて、

その人しかしないもんだから


初心者向けマニュアルなんて

ありはしない。


だから、その仕事は結局その

属人化した人がやり続け、

より属人化が進む。


ひどいケースだと

属人化した仕事場は居心地がいいから、と

標準化しているものをアレンジして

自分の属人範囲を増やしていき


その人が、そこから

抜けられないように、その人自身が

リバランスしていくんですよね。


そして、とある日に

その人が突然辞めたりして

組織は大あわて、ボロボロになる。

そんな現場をたまに見ます。


でも、仕方ない。

標準化の方が属人化よりも

うんと難度が高いから。


プロフェッショナルという高みを

目指す人はこの世にもたくさん居ますが


組織人として彼らから学ぶべき事は

『自分も日々やってる領域で、

 彼らが何をどんな理由で向き合ってるか』

つまりプロの標準的なところはどこかを

知る事であって


自分も組織のプロになるために

独自路線を突っ走ろうってのは

大間違いな迷惑行為。


求められる仕事に応じて

自分の形を器用に変えて、

そこの仕事の仕組みを具体的に理解して

標準化範囲を増やすなり

標準化のレベルを上げるのが

組織として必要な力。


ジョブホップしたら

勝手に独自性は高まるんだから、

あまり気にしなくていい。


まずは目の前の仕事に真っ直ぐに、

そして、きっちりと次の人に

バトンを渡し、働きやすい環境にする。


それが肝要だなぁと思います。


さて、さて。


そんな僕の仕事は、現在最高潮に

属人化して参りました。


めっちゃ、ピンチです。笑


この1年で、仕事をほぼマスターし

業態理解も深まったので


次年度に向けて、徐々に標準化を

進めないと!と


自分にハッパをかけるために

今日のブログを書きました。


プロフェッショナル気取りに

溺れてんじゃぁねぇぞ、よしけん。

組織人の礼儀を忘れるなよ。