やや二日酔い気味の頭で

高校ラグビーをぼんやりと眺めながら

さぁ、明日のブログを書こうかなと

過ごしていた昼下がり。


家族みんなの携帯に

Yahoo!より通知が来た。


石川県で震度7の地震

大津波警報のニュース。


NHKでは速報が流れ

アナウンサーががなり声で

避難を呼びかける。


Xこと、Twitterでは、

リアルタイムの現地情報が

次から次へと上がり、


嘘であって欲しいけども

本当の様相な、切迫感のある

書き込みが胸を締め付ける。


逃げ遅れた、警察に繋がらない、

助けて欲しい。


住所が記載され、皆がそれを見て

拡散したり、連絡したり、励ましたり。


不協和音が辛いから、と

テレビをそっと消し、


何事もなかったかのように

たち振る舞うものの、


やはり、皆、気もそぞろ。


1月1日、新しい年の始まり、

それは人間の都合だけであり

自然は、躊躇しない。


僕らはあくまで、

地球に住ませてもらってるんだ、

という圧倒的な無力感を

打ち付けられる。


乗客に日本人は居ませんでした、

そんな無責任な放送と同じような心境で


特に縁もゆかりもないその街の情景を

ぼんやりと眺めている。


あぁ、そういえば。

次年度からスクールの仲間が

進学する学校が存在していた。


そう思うと、一気に背筋が冷えた。


すでに遠くに離れている長男に加え

この春双子も家を出る。


安否確認の頼みの綱は、

携帯だけになる。


改めて被災時の連絡手段を

話しておかねばな、と思いつつ、


その準備が無駄になればいいな、と

強く強く思っている。


今日は大学ラグビー、

日本選手権の準決勝だし


箱根駅伝の号砲もなる日。


ずいぶんと前から

楽しみにしていた。


そうやって楽しみにしていた

日常が、必ずやってくるとは

限らないよな、と


改めて強く思い知らされ


日々、しっかり生きなきゃなと

反省こめて感じた次第。


赤子が興味対象物に迫り行く時のように

自然も一切の躊躇がない。


それが、僕の生きる世界なのだ。