おはようございます。


ここへ来てまた

セミが鳴き出してたのですが

彼らもこの暑さに参ってたのかな、と

暑すぎた夏に憂うよしけんです。

#最高気温37℃とかもういいぜ

#30℃が涼しく感じるのは嫌だな


さて、今朝は。

今しかできない事、という話を。


人生は何度でもやり直せる。


20代の頃はその言葉に

懐疑的だったのですが

40代になってその言葉の意味を

よく理解できるようになりました。


あの時やりたくても、

いろんな事情てできなかった事でも


やる気があって、根気があって

覚悟さえあれば、何度でもやり直せる。


例えば高等教育の学び直しなんかは

様々な制度があるので

割と簡単に出来るようになってます。

リカレントという言葉があるくらいですから。


サラリーマンでも、

例えば自分が憧れていた仕事や職場に

年齢を重ねて異動して

辿り着く時もあるし、


転職や独立起業という手段で

辿り着く人もいますし


例えば男女の惚れた腫れたは

老人ホームですら

取り合いが発生するくらいですから


求めるのならば

永遠にやり直しが出来る

と言えるでしょう。


ただ、今ある日常を変えてまで

やりたい事をやる、というのは、

冒頭述べたように


それなりに

努力と根気と覚悟は必要なので


大多数の人は、慣性の法則よろしく

『今のままあり続けよう』とするのです。


それは決して悪い事ではなくて

なりたい自分、やりたい事よりも

今の場所が心地よいから。


そうしない人を

『なんで挑戦しないの!?』と

あおるのは、僕はちょっと下品だな

と思っています。



とはいえ、です。

人生の不可逆さをまざまざと

感じさせられるのは、


学生スポーツの領域だと

僕は思っています。


いくら大人になっても

トレーニングをしたとしても

その競技に携わったとしても


小学生〇〇、中学〇〇、

高校〇〇、大学〇〇と

頭文字がつく大会には


いくらその人が願っても

二度と出ることが出来ません。


例えばとある大学ラグビー強豪校で、

どうしても全国制覇したいから、と


何年もわざと留年をする

選手がいると聞きました。


え!親御さん大変そう!と

率直な感想を抱きつつも


それだけ本気で挑んでる事に

すげーなとも思いました。


例えば甲子園。

3年の夏までがタイムリミットと

捉えるのならば


彼らの挑戦できる時間は

2年とちょっとだけ。


花園は少し長いですが

それでも本戦に出られたとして

2年と10ヶ月。


一生が80年としたら、

実にその3%程度の時間でしか

味わうことが出来ないという

刹那的なものです。


だから選手たちは

その大会に思いを馳せて

その大会に向けて命を燃やし

日々鍛錬するわけです。


無論、その先のカテゴリーも

睨んで強化する選手も

いるでしょうが


それもまた

人生全体からしたら短いもの。


先般、甲子園優勝した高校の監督が、

『この優勝を人生のピークにして欲しくない』

と挨拶されており

素晴らしいな、と思いましたが


とはいえ、今しか出来ないことの最高峰。

選手たちには精一杯

喜んでもらいたいものです。


さて、話を戻しますが


この人生で最も

取り返しのつかない

刹那の時間について


我が子を見てみると

当の本人たちは割とあっけらかんと

して生きてるもんですから、


おいおい、もう終わってまうぞ!

と話してもどこ吹く風。


こういうのを、忸怩たる思いと

いうのだろうと思いながら


それでも日々彼らに話しかけます。


その一つのメニューが

その一つのプレーが


君の人生において

どんな意味をなすのか。


僕が彼らくらいの時に

こんなこと言われても

いやいやうるせーわ!としか

思わなかっただろうと思うんですが


それでも、やはり

言い続けてしまうもんです。


中には学生スポーツを

辞める選手も出てきます。


その実力を活かさずに

安易な道を選ぶ選手も出てきます。


ただ、今一度考えて欲しい。

人生は一度きりであり、


君たちが立っている岐路は


もう二度と立つことが出来ない

貴重なものなのだ、と。


目先の快楽は、

何度でも君たちを足止めするでしょうし


周りの大人は

スポーツで飯が食えないから

勉強しろと言う人もいるかもしれない。


ただ、どうか考えて欲しい。


学生スポーツの猶予は

めちゃくちゃ限られてて

二度と戻らないものだから。


自分の息子にも、

暑苦しいほどにずっと

その事を伝え続けています。


子を抱える親御さんにも

届くと、いいな、と思い。

ここに書き記しました。