例えば。

朝起きて、電気のスイッチを入れる
充電の終わったスマホで
ニュースをチェック。

体を温めるために、
暖かいコーヒーを入れるために、
ヤカンを火にかける。

前の日に使ったマグカップを洗うときに、
寒いからお湯を使う。

電動シェーバーでヒゲを剃り、
もよおしたらトイレに行く。

誰もがやってるこのルーティンって、
幸せと思うか、当たり前と思うかで、
人生の充実って変わりませんかね。

僕はインフラ会社に勤めますので、
当たり前を当たり前にする人たちの
努力を知っています。

さまざまなインシデントを避けるために
また発生したトラブルを
早期に改善するために
たくさんの人が頑張っています。

まさに、1を0へ。の努力。

電車が定刻でホームに滑り込んでくる事も、
朝出した郵便が次の日届く事も、
お歳暮を遠方に送る事も、

誰かの、当たり前を当たり前にする
努力あってこそ。

そう考えると。それを知ると。
なんて幸せな事なんだろうと
思いませんか?

蛇口をひねれば水が出て、
食料を温めるのも、
洗濯も、電気があれば出来てしまう。

本当に凄いですよね、日本って。

さて、他方。
国民が幸福を感じる割合が
世界一高いブータン。

実に97%の国民が幸せだと
答えるそうです。

彼らは、輪廻転生を信じるので、
無駄な殺生をしません。

因果応報を信じるので、
誰かを陥れることもしません。

しかし。
そんな国は、
お世辞にも快適な国とは言えない。

ブータンの方は、日本のことを
『天国』と形容することもあるそうです。

整った環境を、
生まれつき当たり前に享受する僕たちは、
なぜ、幸せの総和が、
低いのでしょうか。

なぜ、より多くの幸せを望み、
欲しい欲しいと取り合うのでしょうか。
不思議なものです。

うちの旦那は給料が安いから。
あんなのATMみたいなもんやから。

時にそんな言葉を耳にします。

時に思うのです、
まっすぐ褒めるのが
照れてるのだとしても。

その旦那も、誰かの当たり前のために、
自分の身を粉にして働いています。

行ってきます。と言って
もしかしたら一生
帰ってこれない事もあります。

当たり前の日常は、
あなたの意に反して、
跡形もなく壊れてしまう事だって、
あるんです。


俺だって疲れてるんだ。
お前は家にいるから暇だろ?
家事なんて大したことない。
男と女とでは責任が違うんだ。


そんな事を言う人も居ます。

家庭のインフラが整うって
それすら奇跡なのです。

お母さんの危機管理能力と
マルチタスクは凄まじい。

あなたが寝る時の当たり前。
その清潔なパジャマは、
綺麗に整った寝具は、
誰が準備しているのかを
考えてみましょう。

共働きがデフォな現代。
変わらなきゃいけない常識は
確実に存在します。

皆が少しだけ、今より少しだけ、
現状を当たり前を、
有難い事だと思えば。

幸せの総量は
飛躍的に伸びるのになぁ。

(三尺三寸箸の精神です)