この前、ふと思ったんですよ。

終戦して産まれた人が
73歳になったんやと。
太平洋戦争って遠い昔の話ですね。

戦火からの復興。
そこには、残った人間の、
逝った人間への
強い思いがあってこそなのかも。
そう感じています。

喜多川先生は、小さい頃。大人から
『お前らの時代はいいぞ、戦争ないから』
と聞いて育ったから、人生は楽しいと
感じれたそうなんです。

じゃあ僕はというと。
仕事は辛い、お金がないと不幸せ、
大変な時代に産まれたな、と
小さい頃から聞いて育ちました。

小さい頃は、人並みに貧しい生活をして
人並みにお金が欲しかったです。

僕もそのお金を沢山もらうために。
今の会社に就職しました。

お金があるから幸せ。
それは正解な部分もあります。
しかし、それが全てでは絶対ない。

お金は信用を可視化した、ただのツール。
お金が一番な人生は
もう歩みたくありません。

実は30年くらい前から、
ものの豊かさよりも、
心の豊かさを求める人が増えています。

国家は人です。
30年前に、やっと戦争で受けた
日本の傷が癒えたのでしょう。
必死に生きて頑張った先輩方のお陰で。

じゃあ僕らはどう生きるか?

誰かに有難いと言われる。
誰かを笑顔にできるような人になる。
心が豊かな生活を営む。

今からはそれでいい。
いや、それがいい。

様々な思いが去来する73年目の夏。

僕の操縦席に僕を乗せた僕は、
心の豊かな人生を歩むことを決めています。

僕は何だって出来るから。