議会改革特別委員会視察(2日目) | 森下賢人オフィシャルブログ「市議会議員の仕事と私生活を少々」Powered by Ameba

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市議会議員の仕事と私生活を少々。
(海老名市議会議員森下賢人のブログ)

視察2箇所目は兵庫県宝塚市議会 の議会基本条例。


宝 塚 歌 劇 100周年

宝 塚 市 政  60周年

手塚治虫記念館20周年

今年はトリプル周年 の年だという宝塚市。


宝塚市議会における条例制定までの経緯を伺う中、

その課題を抽出、更に表にあらわし

先行都市の取組みをひとつひとつ当てはめ

誰でも理解ができる様丁寧にまとめられた資料は圧巻。

議会報に「かけはし」という名をつけていることと、

カラー16ページ、とても目を引きます。

地域FM局で議会の一般質問の様子を流しているという試みも新鮮。

この辺のお金のかけ方は随分思い切っているな、と感じました。

改革を名乗る我が委員会、

これくらいの予算請求も楽々こなす様な会議体を目指したいもの。


さて、議会基本条例自体は

制定を義務化されたものではなく

各地方議会が自主的に制定しているもので

盛り込まなくてはいけない絶対的な項目、

盛り込むことが望ましい項目、

といったものが存在しません。


それをどこかの教授と経済関係出版社が

勝手に決めつけたひな形がいつの間にか標準となり、

ランクを付けられているというのが実態。

これが今の議会基本条例ブームについての私の理解。


議員たるもの、法を守るのは「いろはの「い」」以前のこと。

組織には必ずその組織の決まりがあり

所属した組織の決まりを守らねば

その組織に適さない、と判断されます。

その倫理を含めたルールというものが

これまでの議会には存在しなかったので

「自分達を律する」という意味では

とても必要なものだと考えます。

が、それ以上に会議の手法に関わる部分まで

この条例に盛り込んで作るべきなのか、

実際の海老名市議会では

先に述べたひな形に載るようなことはいちいち明文化せずとも

少なくとも私が議員にしてもらった7年前から当たり前に行っていたもの。

自然体だったものが明文化することによって

「儀式化」してしまうのではないかという心配がいつも頭の片隅にあります。


一日目の福知山市議会の皆さん、

二日目の宝塚市議会の皆さん、

この度はお忙しい中海老名市議会の視察のために大切な時間をお使いいただきありがとうございました。

視察させていただいた内容はしっかり海老名市議会の議会運営に反映させていただきます。


行程について骨を折ってくれた海老名市議会事務局の皆さん、有難うございました。