昨日は盛和塾大阪の自主例会があり参加してきました。
ある運送会社の2代目の方の経営体験発表でした。
売上は70億円程度あり、利益率は低いですが赤字ではない経営をされておられます。
先代社長も盛和塾生で、内部留保を高める経営をされておられBSはすごく良い感じになっている様です。
ただ、その方も仰られていましたが、今後5年程度は今のままでやっていけるが、この業界・業態が10年後、20年後も果たして成立しているのか???
今の様に従業員に給料を支払い、賞与も支給して利益を上げれるのか???
確かに運送業や物流業って労働集約型で、きっと将来的には働く人を確保するのは容易ではなくなると思います。
それで人の手を介さない物流システムが発達するでしょうし、ドローンで配達って言うのも現実になっているかも知れませんね。
だとすれば今の業態のままの運送会社や物流会社はどうなるのか???
まぁ淘汰されるしかないですよね。。。
で、今業績が良い時に10年後、20年後への布石を打っておかねばなりませんが、そこの見極めが非常に難しいですよね。。。
今から20年後にどの様な事になっているのか???
そんな事を正確に予想する事なんてできませんし、不確定な事を前提に手を打つって事もリスクしかないですしね。
運送業以外にも20年後には産業として淘汰されると予想されている業界がありますが、それらの業界にいる人たちってどう考えておられるのか???
主な消える職業・なくなる仕事
- 銀行の融資担当者
- スポーツの審判
- 不動産ブローカー
- レストランの案内係
- 保険の審査担当者
- 動物のブリーダー
- 電話オペレーター
- 給与・福利厚生担当者
- レジ係
- 娯楽施設の案内係、チケットもぎり係
- カジノのディーラー
- ネイリスト
- クレジットカード申込者の承認・調査を行う作業員
- 集金人
- パラリーガル、弁護士助手
- ホテルの受付係
- 電話販売員
- 仕立屋(手縫い)
- 時計修理工
- 税務申告書代行者
- 図書館員の補助員
- データ入力作業員
- 彫刻師
- 苦情の処理・調査担当者
- 薄記、会計、監査の事務員
- 検査、分類、見本採集、測定を行う作業員
- 映写技師
- カメラ、撮影機材の修理工
- 金融機関のクレジットアナリスト
- メガネ、コンタクトレンズの技術者
- 殺虫剤の混合、散布の技術者
- 義歯制作技術者
- 測量技術者、地図作成技術者
- 造園・用地管理の作業員
- 建設機器のオペレーター
- 訪問販売員、路上新聞売り、露店商人
- 塗装工、壁紙張り職人
(イギリスのオックスフォード大学 オズボーン准教授の論文「雇用の未来」から引用)
この一覧を見ているとAIや自動化されてなくなる予想も頷けるものがありますね。
確かに、こんな事は人が行うのではなく機械やロボットで十分賄えるって事は機械にやらせばいいんでしょうし、人間はもっと付加価値の高い仕事に従事すれば良いと思います。
で、実際にそうなったら社会はどんな変化を起こしているのか???
そこが正確に読めればいいんですが中々難しいですよね。。。
ただ言える事は、将来何が起こっても従業員の雇用を守り、少々の不況なら乗り越えていけるほどの内部留保を高める事が大切だって事です。
無駄を省き、効率を高め、利益率を高める経営を追求していく事で、内部留保が高まり、筋肉質の財務内容の会社になれるのですしね。
ウチの会社も今は利益率は高いですが、老人ホーム建設の借入金が多く、自己資本比率が中々高まりません。
そこを早期に改善しなければって思い努力しているんですが…
どんな事があっても社員を守れる会社
そうあらねばって事ですね。
頑張ります!