クリスマス特別企画・世界のスイーツ大集合 | 風になって ~世界の街から~

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旅好きkentinaの気ままなひとり旅。現在チェコ編を更新中!

「次回は広州編最終回」と書きましたが、予定を変更して、今回は「クリスマス特別企画」をお届けします。クリスマスと聞いて、連想するもののひとつにケーキがありますよね。そこで、今日は今年行った海外いろいろなところの中で、印象に残ったスイーツを集めてみました。甘いもの好きな方もそうでない方も、目で見て楽しんでいただければ幸いです。


■カフェ文化の根付く、オーストリアから (2007年2月)



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カフェ・ゲルストナーのシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(黒い森のケーキ)は、私が今年食べたケーキの中でも一番のヒットでした。上品な甘さのケーキは、メランジェコーヒーとともに過ごす午後のひとときにはうってつけの一品です。みなさんもウィーンの中心街で街歩きに疲れた際などにはぜひ。支店も何店かあります。



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ザルツブルクの名店「カフェ・フュルスト」のミルフィーユも素朴な味わいでよかったです。このお店は、オーストリア土産として有名なあの「モーツァルト・クーゲルン」発祥の店と言われており、店頭ではチョコレート類も豊富にそろっています。


■旧ユーゴ圏の街角から (スロヴェニア・クロアチア、2007年2月)



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↑スロヴェニア名物の温かいケーキ。中にはレーズンなどが入っており、独特の食感。今までに食べたことのない、新感覚のケーキでした。




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↑クロアチアの首都、ザグレブの共和国広場横のカフェにて。Savijaca od Jabukaというケーキは、クロアチアの伝統的なケーキなのだとか。甘いパイといった趣のこのケーキは温かくして食べるのが通例のようで、口の中いっぱいに広がるほのかな甘さが美味です。寒いときに温かいデザートというのはいいですね!大きさがあるので、ナイフで切りながら食べましょう。


ドルチェの宝庫・イタリア (2007年9月)




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↑ヴェネツィア・メストレのレストランで食後のドルチェとしていただいたのが、このティラミスでした。イタリア人の陽気なおばあちゃんが切り盛りする素朴なお店。そこで食べたボリュームたっぷりのティラミスは、日本でよく食べるものをはるかに上回る感動の味でした。観光地ズレしていないお店で食べるものこそに、その国の料理が持つ本当の美味しさが表れているのかもしれませんね。



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↑イタリアの定番スイーツ、ジェラートです。写真はつい数ヶ月前に紹介したフィレンツェの名店「ペルケ・ノ」のものです。イタリア人は本当にジェラートが好きなようで、街中のいたるところにこうしたジェラートショップが存在します。BARの店頭で売っているところも多く、人気のお店が近づくにつれて、ジェラートを手に歩く若者の姿が多くなるので要チェックです!


田舎町で食べるクレープ? ハンガリー (2007年2月)



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ハンガリーの名物スイーツ、「グンデルパラチンタ」は、チョコレートソースのかかった甘いクレープ。やはりレーズンのようなものが中に入っています。私たち日本人にも合うデザートで、食後に最適の一皿でした!(ハンガリー・ショプロンのレストランにて)


■中国南部と言えばやはり・・・ (2007年11月)



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↑これを忘れてはなりません。つい先日にも紹介した、マンゴープリンです。とろけるようなプリンの食感と、マンゴーの果肉のうまさが絶妙にマッチしていておいしいです。(広州・中国大酒店内「食街」にて)


■世界のスイーツが集まる街 (アブダビ・アラブ首長国連邦、2007年8月)



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アラブ人はもちろん、周辺の南アジア諸国からの出稼ぎ労働者やヨーロッパからの観光客・ビジネスマンで賑わう街・アブダビ。そんなアブダビを象徴するかのように、出会ったデザートも多種多様でした。まずは上の写真のデザートから。これはアラブの伝統的スイーツ・「マハラビヤ」(たしかそんな名前)です。温かく、プリンのような食感ですが、アラブらしく香辛料が効いており、甘さと香辛料のハーモニーが楽しめます。インド・パキスタン料理のキールに近い感じでしょうか?アラビックコーヒーが好きな人は、抵抗なく楽しめると思います。(アル・ダフラ・クルージング・レストランにて)



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↑つづいてはこちら。インド料理のデザート、「ラスマライ」です。パンを冷たい練乳に浸したようなもので、パンを口に含んだ瞬間に練乳のような甘さが口の中いっぱいに広がります。日本のインド料理店では不思議なことにあまり目にしないスイーツですね。(クワリティ・レストランにて)



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↑最後はやっぱりこちら、7つ星ホテルと言われる「エミレーツ・パレス・ホテル・アブダビ」のロビー階にあるカフェでいただいたこのケーキ、「Delice du Palace」です。値段は1000円ほど。金箔が散りばめられたこのケーキは、別名「パレス・ケーキ」の名に恥じない、エミレーツ・パレスらしい豪華なケーキでした。味はやや甘めですが、カプチーノとともにいただけばちょうどよいです。「宮殿」の名にふさわしい、優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?


こういった形で、今日は今年訪問した国で食べた印象的なスイーツをいくつか再度ピックアップしてみましたが、いかがでしたでしょうか。みなさんはどのスイーツが気になりましたか?


旅行先で味わう小さな「幸せ」。旅先のカフェでのひととき。その国自慢のスイーツを味わってみるのも、旅の楽しみのひとつである、そんな気がしました。