婚礼の忌み言葉(いみことば) | オトコのウエディングプランナーってどうよ?

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こんにちわ。ケントです。今、お客様の招待状の文面をチェックしています。婚礼だけではないですが、いろいろと使ってはいけない言葉=「忌み言葉(いみことば)」というものがあります。「不吉なことが連想される言葉は使わない」ということです。

 

そもそも六輝(六曜)をはじめ、日本人は「縁起」とか「験(げん)を担ぐ」ことを重んじます。「そんなの信じていない」という人でも、何かを選択するときはきっと、縁起が悪いよりは縁起が良い方を選んでしまうのではないでしょうか。

 

日常生活ですと「忌み数」というものが身近だと思います。「4(死)」や「9(苦)」「13(西洋での忌み数)」などという数字を、あえて選ばない、避けるようにされている方もおられるかもしれません。ちなみにボクがかつて勤めていたホテルは旧館には4階が、新館には13階がありません。今度行かれたら、確かめてみてください。

 

招待状を見て、まず気がつくことは整然とセンタリングされた文章に「、」や「。」(句読点)が、まったくないということです。十中八九、その部分は「スペース」や「改行」で、うまく文章をつないでいるはずです。ちょっと異様な感じかもしれませんが、「句読点」には「止める」とか「終わる」という意味があるので、あえて使わないようにしているワケです。「句読点」は究極の「忌み言葉」と言えます。

また、「ご多忙の中」とか「お忙しい中」という文言もないはずです。「ご多用の中」とか「おいそがしい中」とかになっているのではないでしょうか。それは「忙」という漢字が「心を亡くす」ということで成り立っている漢字だからです。

 

このように招待状の中だけでも注意すべきことが、結構あります。ですから、話すときはもっと大変です。司会者の方もかなり気を遣います。「終わり」とか「戻る」とか「帰る」とかもNGです。「度々(たびたび)」とか二度使う言葉(重ね言葉)もNGです。うっかり使ってしまいそうですよね。インターネットで調べればたくさん出てきます。結婚式にご参列の前にはぜひチェックを。

ボクがホテルに入社して驚いたのは、婚礼では待合室で「お茶(煎茶)」を出さないということです。「桜湯」を出していました。「お茶を濁す」や「茶々を入れる」という言葉を避けての振る舞いです。日本人は徹底していますよね。

 


ちょっと面倒くさい「忌み言葉」ですが、せっかくのお祝いの日です。縁起を担ぎまくって、門出を迎えられる新郎新婦のおふたりに、幸(さち)あるように徹底してあげようではありませんか!

 

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