フォトウエディングと前撮りの違い その1 | オトコのウエディングプランナーってどうよ?

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こんにちわ。ケントです。もう一般的になっている「フォトウエディング」や「前撮り」という言葉。ただ、体験してないから、どういうものなのかよくわからないという方も多いと思います。いや、実際体験してみないとわからないと思います。
 
そもそも、本来の「前撮り」をされている方は、以前に比べてどんどん減ってきていると思います。本来の「前撮り」とは、結婚式や結婚披露宴が後日に控えていて、その前に結婚式や結婚披露宴で着る衣装を着て、当日と同じヘアメイクもして、結婚式場や結婚披露宴会場で撮影を行うものだからです。
 
昔から結婚式でクレームが起こりやすいのは、ヘアメイクです。なぜかと言うと、事前に実際のカタチで示せないからです。昔は結婚披露宴の中盤での新郎新婦さんのお色直しの再入場が遅れるということが、よく起こっていました。新婦さんがヘアメイクが気に入らないと支度部屋で言って、美容師さんがやり直しているというのです。
 
そこで、我々はこのようなことが当日に起きないよう、「ヘアメイクリハーサル」というものを事前に行うよう(行っていただくよう)になりました。「当日はこんなヘアメイクですよね?」と、事前に実際新婦さんにヘアメイクをしてみて確認をしておくワケです。

すると、新婦さんはこう言います。「じゃあ、衣装も着てみて、実際の当日の姿になってみたい!」と。まあ、当然です。
 
すると、それを聞いていた会場の写真屋さんはこう言います。「当日はゆっくり写真を撮る時間がない。だからヘアメイクリハーサルの時に、お衣装を着られるならお写真を撮らせてください。いや、もしご結婚式当日雨だったら、お庭に出られません。今日なら晴れてます。出れるうちに出て、お庭でのお写真も事前に撮らせてください」と。

そうです。これが本来の「前撮り」です。前もって結婚式当日の姿を撮るから「前撮り」なんです。
 

 
ところが、もうだいぶ昔の話ですが、ボクが会場のプランナーをしていた時、ある異変に気がつきます。当日の受付に飾ってあるウエルカムボードの新郎新婦さんのお写真が、当日の衣装と違う!背景がウチの会場と違う!という現象が散見されるようになったのです。

つまり、新郎新婦さんは、会場以外の衣装店で当日とは違う衣装を借りて、違うヘアメイクをして、違う場所で、楽しく撮影をされてきてたんですよね。我々が美容の事前チェック機能などを盛り込んだ「前撮り」が、いつの間にか一人歩きし出していた。ある意味、会場のプランナーとしては衝撃的でした。もう、これは本来の「前撮り」ではない。

ですから、現在は会場でも「前撮り」と「ヘアメイクリハーサル」は全く違う商品として、販売しているところが多いはずです。つづきます。

フォトウエディングと前撮りの違い その2
 
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