「ヤマト運輸(株)」だとして、メールが立て続けに2回も送り付けられてきた。いづれも自動で迷惑メールホルダーに仕分されているので、きっとフィッシング詐欺をたくらむメールに違いないのだが、若干合点の行かないところも。
送り付けられたメールは以下の通り。
7月3日と5日に発信されているが、午前3時とか、5時とか。未明の時刻にご苦労なことで、、、、てか、自動送信かな
2件のメールは、本文は一字一句同じだが、その他の部分に若干の違いがある。
7月3日の物は、メールの認証情報が含まれているものの、これらがエラーとなり、これが「なりすましメールの可能性あり」として、迷惑メールホルダーに仕分された根拠となっている。
一方、7月5日付のメールには、認証情報が含まれていなかった。これも十分怪しい根拠とされた。
若干の違いはあるものの、本文は一字一句全く同じ。
――― 全文は以下の通り ―――
件名:お荷物お届けのお知らせ【受け取りの日時や場所をご指定ください】
――― 本文 ―――
【ヤマト運輸】カスタマーサポート
この度は、弊社をご利用いただきありがとうございます。
お客様が送信された荷物に関しまして、宛先不明という状況に陥ってしまったようで、大変残念でございます。
宛先と電話番号に誤りがありましたため、配送できないことになっています。
下記通り、配送情報をご更新ください。1〜2営業日以内に改めて配送を手配いたします。通常の使用に影響を与えないために、ヤマト運輸管理コンソールにログインし、所定の手順でお手続きください。
状態: ご更新を待っております
インタ-ネット再配達依頼
*注意:48時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきますので、予めご了承ください。
※本メールは送信専用でございますので、返信しないでください。
ご利用いただきありがとうございました。宅急便の一部区間や宅急便タイムサービスをご利用の場合は、航空輸送を行っております。荷受後に、航空機で輸送できない荷物(航空危険物)が入っていた場合またはそのおそれがある場合、陸海上輸送に切り替わるため、お届け予定日時が1日以上遅れる場合があります。
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【国際宅急便について】
国際宅急便サービスセンター:0120-5931-69
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本文中の黒反転文字で書かれた「インタ-ネット再配達依頼」をクリックすることにより、これにリンクされたサイトに飛んでいき、クレジットカード番号やら、パスワードを盗むのかと思ったが、これをクリックしても、「about:blank#blocked」と書かれた真っ白な画面が表示されるだけで、どこにも移動しない。
運送品の再配達依頼で、クレジットカード番号や、パスワードや、新たな別料金の請求はいかにも不自然で、いったいどういう詐欺の手段を講じるのだろうと興味津々だったのだが、おそらくその先の筋書きを考え付く前にメールだけ発信してしまったのか。そうだとすればなんとも滑稽な、また迷惑な話だ。