以前、「Edge の自動翻訳機能がおかしい」ことを記事にしたが、今現在のバージョン(122.0.2365.66) では、いつの間にか修復され直っている。

 

 だが、以前表示されていた翻訳アイコン「aあ」が、Edgeのツールバーに表示されなくなった。

 当初、Edgeの翻訳機能ができた時には、どのサイトのページでも翻訳アイコンが表示されていた時もあったし、そのあと日本語以外のサイトのページでだけ表示されるように変更された。それがなぜか表示されなくなったのだ。

 

 そんなバカなと、いろいろ試して、翻訳機能を実行する方法を見つけたので、備忘録として記録しておく。

 まず、①Edge画面の空白場所をマウスで右クリックする。

 ②表示されたメニューの「aあ 日本語に翻訳」をクリックすると表示されているターゲット言語に翻訳される。この機能を見つけた時、ターゲット言語はデフォルトと思われる”英語に翻訳”となっていた。

 クリックすると同時に、Edgeのツールバーに”翻訳先 aあ”と表示されるが、”翻訳先”("翻訳済"の間違いか:原文=translated)は、すぐにスライドアウトし表示されなくなる。

 

 そのページを表示している間は、翻訳アイコン”aあ”は、ずっと表示される。

 ページを再表示したり、別のタブで開いたページには、翻訳アイコン”aあ”は表示されない。

 

 これをクリックし、従来の様に「翻訳のターゲット言語」の設定変更や「翻訳」の開始、「元の言語で表示」などの機能を使うことができる。

 ターゲット言語以外の言語を検出した時、翻訳アイコン"aあ"を自動的にツールバーに表示できるかどうかいろいろ設定を探してみたが、わからなかった。

 

 それにしても、突然今まで表示されていたアイコンを消すなど、使い方を勝手に変更してほしくないものだ。

 

[[ 追記 ]]

 「使い方を勝手に変更してほしくないものだ」と本文で書いたが、ひょっとしてこれは何かの変更に伴うバクではないだろうか。

 というのも、Microsoft サポートページでこの翻訳機能について次のように書かれているからだ。

ブラウザーでMicrosoft 翻訳ツールMicrosoft Edge使用する

 この表題は、翻訳ツールの記事に似合わず、変な日本語に翻訳されている。

原文Use Microsoft Translator in Microsoft Edge browser
→"Microsoft Edge ブラウザーで Microsoft 翻訳ツールを使用する"が正しいと思う。

 本文中にも変な日本語があったりするが、修正しておいた(黒字)。

-----------------------------------------------------------------------

設定で目的の言語とは異なる言語で記述されたページを開くと、Microsoft Edgeには、自動的に翻訳を求めるメッセージが表示されます。

 

翻訳アイコン ”aあ”は、外国語で記述された Web ページに移動すると、アドレス バーに表示されます。 言語が[設定]の[優先言語]の一覧に含まれていない場合、自分にとって異質な言語と見なされます。 一覧から言語を追加または削除するには、Microsoft Edgeで、[設定など]  [設定] → [言語]に移動します。

-----------------------------------------------------------------------

 ここに書かれていることによれば、日本語を言語とする Edge の場合、それ以外の[優先する言語]以外で書かれた Web ページでは、翻訳をするかどうかのメッセージが自動的に表示されるとなっています。

 

 ①"・・・"(設定など(Alt+F))→②"設定"→③"言語"で、この翻訳機能の各種設定ができる。

 このページ上矢印では、「(優先する)言語の追加」ができ、追加して下に表示される日本語以外の「優先される言語」の Web ページが表示された時、次に示すように、翻訳を提案するメッセージを自動的に表示するかどうか選択できるようになる。

 

 各言語では、"・・・"をクリックし表示されるメニューで、「この言語で翻訳をすることを提案する」かどうかチェックを入れることができる。優先する言語を追加した時は、デフォルトでチェックが入っていない。

 

 下のスイッチは、「優先する言語」以外の言語(=自分が読み取ることができない言語)のWebページが表示されたとき、この自動翻訳提案をするかどうかのスイッチと思われるが、”ON”となっている。

 これらの設定を見る限り、日本語以外の Web ページが表示されたとき翻訳をするかどうかの提案表示が行われることになっている。

 これにかかわらず、翻訳を提案してこなくなったのは、何かの間違いが発生していると考えられる。多分前回のプレビューリリースによるものと思われるが、果たして次の3月の定例 Windows Update で修正されるだろうか。

 

[[ 追記2 ]]

 色々試して、次のことが分かりました。

 "・・・"(設定など)→"設定"→"言語"の画面下矢印で、下のように「優先する言語」から日本語以外をすべて削除します。そして「自分が読み取ることができない言語のページの翻訳を提案する」のスイッチは"ON"のままです。

 

 この状態で英文の Web サイトを表示すると、今まで通り下矢印このように自動的に"aあ"アイコンと「翻訳の提案メニュー」が表示されるようになりました。

 

 今まで、「優先する言語」に、下のように英語などが記載されていたが、「この言語でページを翻訳することを提案する」にチェックが入っていれば、「翻訳を提案するメニュー」が表示されていたのに、このチェックが無視されるようになったバグだと考えられます。

 

 とりあえず、得意でない言語を「優先する言語」から削除すれば、解決したので、

めでたし! めでたし!

 

[[ 追記3 ]]

 この不具合は、3月13日現在 (Edge version 122.0.2365.80:3月9日(本体)と3月11日(WebView Runtime)更新) では修正され、正常に動作することを確認しました。(その記事→こちら)

 確認したのが、Windows のセキュリティーリリース KB5035845 を適用した後だったので、Windows Update によるものか、Edge のバージョンアップによるものか不明です。