Windows 10 の機能更新プログラム(バージョン 22H2 : KB5015684) が配信された。配信に気付いたのは昨日夕方だったが、ダウンロード・インストールしたのは本日の朝。

 地域だかWindows の登録番号だかわからないが、配信に時間差があるようなので、とうの昔に配信されたよと言う人や、まだ配信されていないと言う人がいるかもしれない。

 この配信プログラム (KB5015684) のドキュメント(→こちら)を見ても、配信日時が書かれていない。

 「ダウンロードしてインストール」ボタンをクリックすると、ダウンロードが始まり、数分で素早く終了した後すぐにインストールが始まる。

 インストールはなぜか「インストール中 0% 」を表示したまま数分で終了し、「再起動待」となる。

上矢印「今すぐ再起動する」をクリックして再起動中下矢印

 再起動もそれほど時間がかからず、デスクトップ画面へ。

 

 機能更新プログラムに「正しくインストールされた」ことを確認。

 

 「インストールされた更新プログラム」を確認して初めてこの更新プログラムの KB 番号が分かる。

 

 バージョン番号は、21H2 → 22H2 に。

 インストール日は、バージョン 20H2 がインストールされた日付のまま。

 OSビルド番号は、19044.2130 → 19045.2130 と上位桁が変わっただけ。

 エクスペリエンスパックのバージョン番号に変更は無し。

 

 今回の更新は、KB5015684 のドキュメントにもあるように、Windows 10、バージョン 2004 以降の月次の累積的な更新プログラムにすでに更新内容が含まれており、非アクティブで休止状態の内容を「バージョン 22H2 の機能をアクティブ化する小規模でクイックインストールの "マスター スイッチ" である "有効化パッケージ" を通じて有効」にするだけであるため、「インストール時間は極めて短縮化され」ます。

 

 Windows 10 は、Windows11 がリリースされたため、21H2 からバージョンアップされないものと思っていたが、今回 22H2 がリリースされて一安心である。Windows 10 のサポートは既にバージョンの古いものから順次打ち切られているから、今後も新しいバージョンがリリースされればそれに更新していった方が良い。

 Windows 10 のバージョン番号は、21H2 の後、22H1 があるはずであるがこれがリリースされたという話は聞かない。多分 Windows 11 の準備のため 22H1 は飛ばされ、いきなりバージョン 22H2 になったのかもしれない。

 

 KB5015684 のドキュメントは、以下の通りであるが、適用されるバージョン番号に 21H2 が無いが、多分 22H2 と誤記しているのだろう。

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KB5015684: 有効化パッケージを使用したWindows 10バージョン 22H2 の注目の更新プログラム

Windows 10 Enterprise, version 21H1 

Windows 10 Enterprise and Education, version 21H1 Windows 10 Pro, version 21H1 

Windows 10 Home and Pro, version 21H1 

Windows 10 Pro for Workstations, version 21H1 

Windows 10 Home and Pro, version 22H2 

Windows 10 Enterprise Multi-Session, version 22H2 

Windows 10 Enterprise and Education, version 22H2 

Windows 10 IoT Enterprise, version 22H2

要約

 Windows 10、バージョン 2004、20H2、21H1、21H2、および 22H2 は、同一のシステム ファイル セットを持つ共通のコア オペレーティング システムを共有します。そのため、Windows 10 バージョン 22H2 の新機能は、Windows 10 バージョン 2004、20H2、21H1、および 21H2 の最新の月次品質更新プログラムに含まれていますが、非アクティブで休止状態にあります。これらの新機能は、Windows 10 バージョン 22H2 の機能をアクティブ化する、インストールが簡単な小型の「マスター スイッチ」である「イネーブルメント パッケージ」によってオンにされるまで、休止状態のままになります。 

 

 有効化パッケージは、1 回の再起動でバージョン 2004、20H2、21H1、または 21H2 からバージョン 22H2 への更新を可能にし、更新のダウンタイムを短縮するため、Windows 10 バージョン 22H2 などの範囲指定された機能更新プログラムをインストールするための優れたオプションです。これにより、デバイスは新しい機能を利用できるようになります。 Windows Update から直接更新プログラムを受信するバージョン 2004、20H2、21H1、および 21H2 デバイスの場合、デバイスは Windows 10 バージョン 22H2 の機能更新プログラムをインストールすることによって、有効化パッケージを自動的に取得します。 

 

 デバイスが Windows 10 バージョン 1909 以前のバージョンから更新されている場合、この機能更新プログラムの有効化パッケージを手動でインストールすることはできません。代わりに、Windows 10 バージョン 22H2 の機能更新プログラムにバンドルされ、自動的に含まれます。このシナリオでは、インストール時間は短縮されないことに注意してください。

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