9月14日(現地時間)にいつものセキュリティ更新プログラム(KB5005565)悪意のあるソフトウェアの削除ツール(KB890830)が配信された。

 Windows Update のページを見た時にはすでにダウンロードが開始されていた。

 いつも通り、100%が表示されてからが長い。インストールが可能となるまでに、20分近くかかったのではなかろうか。

 インストールを開始すると、悪意のあるソフトウェアの削除ツール(KB890830)のインストールが始まるが、最後まで「インストール中 0%」の表示のままだ。これもいつもより長い時間かかった気がする。

 次に、KB5005565のインストールが始まるが、最初に SSU がインストールされる。これがまた、「インストール100%」が表示されてからが長い。

 KB5005565 の本体のインストールもいつも通り、21%、45%、74%などで長い時間を費やしながら進行するが、今回は21%がいつもの倍ぐらい時間がかかったような気がする。

 全体として、アップデートするごとにずいぶん時間が長くかかっていくような気がするが、気のせいか。ひょっとして、「累積更新プログラム」の意味は、今までの更新をすべて含んでいて、すでに更新済みの部分があれば、それを読み飛ばしながらインストールしているのかもしれない。

 何はともあれ、再起動する。

 「品質更新プログラム」で、KB5005565 が正しくインストールされたことを確認。

 

 悪意のある・・・KB890830 V5.93 は、「その他の更新プログラム」として記録されている。

 

 「インストールされた更新プログラム」には、Servicing Stack 10.0.19041.1220 とセキュリティ更新プログラム KB5005565 がインストールされたことを表示。

 

OSビルドは、19043.1202 → 19043.1237

 

 さて、どんな更新がされたかなのだが、Microsoft のサポートページ(ja-jp)は、9月15日現在まだ邦訳されていない。(追記:9月16日には邦訳されていた)

 

 ハイライトとして記述されているのは、

  • Windows オペレーティング システムのセキュリティを更新します。

 これ一行だけビックリマーク ずいぶんな時間をかけてインストールした割には寂しい限り。しかも、具体的にどう言う脆弱性が手直しされたかは一切わからず。
 
 改善と修正では、

 このセキュリティ更新プログラムには、品質の向上が含まれています。主な変更点は次のとおりです。として、

  • PowerShell で子ディレクトリが無限に作成される問題を解決します。この問題は、PowerShell の Move-Item コマンドを使用してディレクトリをその子ディレクトリの 1 つに移動すると発生します。その結果、ストレージの容量がいっぱいになり、システムが応答を停止します。

 と、重要なバグの修正と思われる記述がある。PowerShell などはあまり使う人はいないだろうから、大多数にはあまり関係ないと思うが。
 
[後日追記]
 このバグが本当に修正されているのか検証してみたいが、もし修正されていないとすればハードディスクの容量がいっぱいになってフリーズしていまい、その後再起動しても、どうする事も出来なくなることが予想されるので、Windows PoserShell の実行ファイルの日付を確認するにとどめた。
 PowerShell は、①スタートメニューのWindows PowerShell フォルダーに②ショートカットが4種類収められている。
 4つの内の、Windows PowerShell を右クリックして、表示されるメニューの「その他」→「ファイルの場所を開く」で、ショートカットのある場所のフォルダーが開く。そのショートカットの右クリック→プロパティーで本体(.exe)のあるフォルダーを開いてみた。
( フォルダーは、C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0 )
 上は、更新日時でソートして表示しているが、2020/11/12 の日付が最新だ。さて、これはどう考えたらいい物か。すでに2020年11月にこの修正が出来ていて、検証期間を経て、今回アップデートのアナウンスがなされたのか、それとも修正されたと言うのはフェイクなのか。
 実際に Move-Item コマンドで確かめることは、上に述べた様に、このシステムが再び立ち上がらなくなる恐れがあるので、私には検証できない。
 
 どなたか勇気のある方は検証してみてほしい。