「治療×仕事」の質問を多くいただいたので、
3回に分けて僕の体験を書いていきます。
「治療×仕事」
①発見、入院、退院後
②抗がん剤治療中の働き方
③がんを活かした転職活動
今回は、
③がんを活かした転職活動 について
僕の体験を書かせていただきます。
<転職を決断>
がんサロンや、がん患者支援イベント、企業講演など
がん患者としての活動を通して
「健康的に生きる」を、実践する生き方を目指したとき、
鉄粉、粉塵まみれで、くわえたばこの工場(職場)では、
健康と不健康のギャップが生まれ、転職することに決めました。
<がん経験者の多い悩み・就職できない>
がんサロンやピアサポート外来でよく聞く悩みのひとつが、
がんを経験していると、(治療中でも治療後でも)
就職、転職が全然決まらないという相談です。
僕自身が転職しようと決断したので、
この悩みにチャレンジしてみました。
<“がんになって良かった” と、PRに書いて応募>
僕は正社員で働ける会社を探しました。
「マイナビ転職」という転職サイトを利用して仕事を探しました。
健康とかヘルスケアをテーマに探しました。
2週間くらい、「ここもいい」「あそこもいい」
「あっちか、こっちか」と、
楽しみながら探していました。
探した結果、8社にメールで履歴書を送りました。
自己PR欄の冒頭に、
「がんになって良かった!」
と、書きました。
もちろん3か月に1回の通院があること、
大腸がんのステージ3bだということも書きました。
ポジティブこととして、がんになったから健康になれたとか、
時間の使い方が変わったとか、
がんになり自己成長した、
ということを中心にPRしました。
履歴書を送った、8社のうち、5社から面接OKの返事がきました。
ちなみに、僕は高卒です。笑
その中で、「ここに行きたい!」と思った会社をひとつに決めて、面接に臨みました。
<行きたいと思った会社に入社>
「ここに行きたい!」と思った会社の面接を受けて、
さらに、「この会社で仕事をしたい!」と強く思いました。
2次面接に進み、20分ほどのプレゼンなどをし、
入社することができました。
<自由にやりたいことをやりたい>
がんサロンや、講演会など会社を休む平日の活動も多いのですが、
会社は応援してくれています。
自分のやりたいことをやらせてくれます。
本当に最高の出会いで、感謝です。
今後、がん患者支援団体の運営や、立上げなど
いろんな活動をしていますが、
仕事と活動の両立を目指して、頑張ります!
【治療×仕事】体験談
③がんを活かした転職活動
こんな感じでした!
3回シリーズで書かせていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
「治療×仕事」3回シリーズリンク
③がんを活かした転職活動
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Youtube始めました!
ブログで書いている体験談を、動画にしていくつもりです!
最初は、
【がん体験談】大腸がん”4か月前から前兆はあった”
の記事を動画にしました!
https://www.youtube.com/watch?v=6TyJvW69mbo
【川口健太朗】
1987年生まれ。神奈川県出身。
26歳で大腸がんステージ3bになる。
手術、抗がん剤治療を受ける。抗がん剤の副作用を克服するために、食生活アドバイザー、フードコーディネーターの資格を取得。
がんに罹患した自身のストレスをコントロールするために、メンタルケア心理士(心理カウンセラー)の資格を取得。
自分ががんになった意味を考え、自分の体験を発信することで、少しでも心が軽くなる人がいるかもしれないという思いから、様々な患者会や、患者イベントに参加。
そして、2019年3月。5年間の経過観察が終了し、がんを克服。
テレビ東京、読売新聞、朝日新聞、専門誌等の取材も受けました。
がん啓発イベント、企業研修、医療者の勉強会などで、がん体験の講演を行なっています。
がんになり、健康的に生きると決めて、食事と運動で30kg健康的に減量して、健康になった。
だから「がんになって良かった」がんが生き方を教えてくれた、そんなスピーチをしています。
趣味:料理、ランニング、読書、登山、ヨガ、瞑想、ギター、お酒。
資格:メンタルケア心理士、フードコーディネーター、食生活アドバイザー、食育アドバイザー、健康経営アドバイザー
好きな言葉:当たり前の反対の言葉は、有難い。感謝!
→【自己紹介】26歳で大腸がんステージ3bになって良かったこと
https://ameblo.jp/kentaro-mylife/entry-12364525537.html