SNSを見るたびに自分が嫌いになる子どもたちを救うために
こんにちは、SNS総合アドバイザーの櫻井健太です。
今回は「SNSを見るたびに落ち込んでしまう子どもたち」について、
どうしてそんな気持ちになってしまうのか、そして親として何ができるのかをお話しします。
以下のYoutube動画がベースとなっております!
SNSが当たり前になった今、子どもたちは常に誰かと自分を比べている
最近、子どもがSNSを見たあとに元気がなかったり、落ち込んでいたりすることはありませんか?
実は今、多くの子どもたちが「他人と自分を比べすぎて、自己肯定感が下がっている」状態になっています。
・かわいいインフルエンサーを見るたびに「自分はダメだ」と思ってしまう
・おしゃれな投稿を見るたびに「自分には何もない」と感じてしまう
・他人の“いいね”の数やフォロワー数と比べて落ち込んでしまう
テレビの中の芸能人に対しては距離があるため比較しませんが、
SNSは自分と同じ「一般人」が発信しているため、どうしても自分と比べてしまうのです。
キラキラした投稿の裏には、現実とのギャップがある
インフルエンサーの投稿は、最高の瞬間だけを切り取った“演出”です。
・加工アプリで顔も体型も変えている
・時間やお金をかけて撮影している
・裏では不安やストレスを抱えている人も多い
にもかかわらず、子どもたちは「自分だけが劣っている」と感じてしまいがちです。
加工後の“理想の自分”と、現実の自分とのギャップに苦しむ子も
最近では、加工した自分の顔を見て「これが本当の自分だったら」と思ってしまい、
加工していない自分の姿を嫌いになってしまう子もいます。
さらに思春期は、もともと自己肯定感が不安定な時期です。
その中でSNSを見ることで、自分をますます否定してしまう傾向が強まっています。
自分を認める気持ちを育てていくことが大切
他人と比べるのではなく、「自分が好きな服を着る」「自分が心地いいと思える投稿をする」
それだけでいいんです。
画面の中の評価よりも、「自分が自分を好きでいられること」を大事にしてほしいと思います。
・誰かに認められるのを待つのではなく、自分で自分を認めてあげる
・いいねの数、フォロワーの数に振り回されない
・自分の価値は、数字では決まらない
このような考え方が、これからのSNSとの付き合い方ではとても大切になってきます。
SNSは楽しく使うもの。数字に振り回されなくていい
フォロワーが多い人が必ずしも幸せなわけではありません。
注目されるぶん、誹謗中傷や心ない言葉を受け取ることも多くなります。
だからこそ、「愛してくれる人を大切にする」「自分の心が健やかでいられるSNSの使い方をする」
という視点が、これからの時代には必要です。
親御さんにできること
まずはお子さんがSNSを見たあと、どんな表情をしているか、
どんな投稿を見ているのか、少しだけでも気にかけてあげてください。
反抗期や思春期で、なかなか本音を話してくれないかもしれません。
でも、心が揺れているサインに気づいてあげるだけでも、大きな支えになることがあります。
SNS教育の講演を全国で実施中です
私はSNS総合アドバイザーとして、SNSトラブルの防止を目的とした講演会を行っています。
・子どもの自己肯定感とSNSの関係
・SNSの仕組みとリスク
・親子でできる具体的な対策
こういった内容を、学校・PTA・地域のイベントなどでお話しさせていただいています。
興味のある方は、概要欄のリンクよりお気軽にご相談ください。
読んでいただきありがとうございました。
これからも、SNSと健やかに向き合える子どもたちを増やすために、発信を続けていきます。
櫻井健太