若い頃まだスコアは良くて120位の頃の思い出である。
スコア120と言うのは、めったに人が行かない場所から打つことになったり、グリーン周りでムダに何打も費やす状態だった。
偶然が重なればバーディーパットの可能性もあるが、通常は4オンを目標にしていた。
そんな時に職場の女性達と一緒に行くことになった。同伴者は90代になると怒るくらい上手な人だった。女性達は初めてである。コースに申し訳ないような組み合わせである。
120の私でもいろいろと面倒を見なければならず、ティーショットはフェアウェイに置くことを心掛けた。グリーン周りに行けばさっさとグリーンに乗せることが重要で、初心者にバンカーの打ち方やクラブ選択を指南していた。
初心者はスコアも付けずに楽しんでもらったが、自分のスコアは普段よりも良いくらいだった。
ただ、この時のゴルフは楽しくて笑いに包まれていた。池を背にして第二打目を打って、足の間から池に入れたのを見た時には笑いすぎてボールが何処に行ったのかを教えるのに時間が掛かった。
プレー中楽しかったしスコアもそれなりだったのだが、ゴルフをやった感は無かった。
理屈から考えれば、本来自分がやるべきプレーをしていた筈なのだが、やりたいプレーでは無かった。一生懸命プレーを楽しもうとはしていなかった。
つまり自分の普段のプレーはスコアを目指しているのではなく、より遠く精一杯プレーすることを目指していた。
今から考えるととんでもない考え違いをしていたのだが、力いっぱいという基準からは目指す方向だったのだろうと思う。
振り返るとベストスコアは、新しいクラブを買って、クラブの特性を見定めている時に出した。つまり慎重にプレーした時であった。
そのクラブに慣れてもっとスコアを縮めることが出来るのではと思ってからはベストの更新は出来ていない。
どうやら目的が間違っているようである。
良いスコアを出したい気持ちはあるものの、広いゴルフ場で伸び伸びと自分を発揮する事の方が私にとっては重要な様である。それで気持ちよければ良いと諦観している。
会社の仕事は残念ながら自分のやりたい様には出来ない。プロセスより結果が大切である。
それからの逃避でゴルフは自分のやりたい方法を貫いているのかも知れない。
だから仕事は辛いものなのかと振り返って思う次第である。