先日ツアー旅行に行ってきた。

その道中での経験なのだが、会話について考えさせられた。

 

一つはバスの中で近くの席の会話なのだが、一人の声しか聞こえない。

内容は聞いていないのだが、一人の声なので最初は独り言かと思ってしまった。

そう思って聞き耳を立てると、ちゃんと合いの手は入っていた。

それも嫌々ではなく積極的に相槌を打っていた。

 

二人の関係性も性格も分からないから何とも言えないが、これでも会話と言えるのかなと思ってしまった。

観光でバスから降りるときに見ると、ふたりともお喋りに満足したような雰囲気だった。

するとこの二人の間では一人だけが発言する事が普通の事なのだろうか?

 

もう一つは帰りに飛行機を待っているときに聞こえてきた会話である。

ツアーで知り合ったと思える人達の会話だった。

二人で過去に行った旅先の話になったようである。

一人が北欧に行った時の話をさんざんしていた。

もうひとりがそれを受けて、「北欧はフィンランドにオーロラを見に行った事がある」と発言した。

その瞬間「オーロラなら」と元の人が話を始めた。

 

きっと二人目の人はフィンランド旅行の事をもっと喋りたかったのだろうと思ったが、会話がフィンランドに戻ることは無かった。

 

会話とは言葉のキャッチボールの筈である。

ところが世間ではそうでもないことが多いのかも知れない。

 

正直上記の2例を会話とは認めたくない。

これを会話と呼ぶのなら余りにも寂しいのではないだろうか?