会社の中では、反省していることを示すために落ち込んでいる状況を求められることがある。そんな時に脳天気に笑っていると「反省しているのか!」と怒られる。

 

確かに脳天気な態度は良くないが、落ち込む必要があるのだろうか?いや、落ち込んでいる暇はあるのだろうか?

 

末端の作業者なら落ち込むくらいしか出来ることが無い事もあるだろうが、(そんな事は無いと本音では思っている)、責任者なら再発しないために真の原因を探す、あるいは応急対策に奔走すべきだと思う。正直、部下に対しては「落ち込むことは求めていない。原因追求を急げ!」と言っていた。

 

落ち込むことはある意味現実逃避だと思う。自分の世界に入っているだけで、組織としての前進に何の貢献もしていないと思う。

それを求めるのは上司の自己満足以外の何者でも無いと思うし、求められた方も却って楽である。

 

反省が必要な事態が起こってしまったということは、簡単ではない原因があるはずである。簡単な原因なら反省は必要ない。さっさと対策を打てば良い。反省が必要であるということは、一見簡単そうに見えても対策が簡単ではないと言う事を意味している。単なる凡ミスに見えても、それを避けられなかった原因や対策は難しい。

 

だから、元気に原因追求や対策に進んだほうが解決は早い。

それも分からずに落ち込むことを求めるようならば、上司としては何を期待するのだろう。最後まで分からなかった。