50代からでもヒルクライムが速くなる | 雲の上までヒルクライム

雲の上までヒルクライム

運動未経験者が52才からヒルクライムを始めて、現在は還暦を超えて、自転車を楽しんでいます。

全員に聞いたわけではないですが、ヒルクライム大会の50代上位者の多くは、若い時から運動経験者のようです。

40代の時にやはり大会で上位を競い合っていた人たちが並んで50代になり、引き続き凌ぎを競っています。

中にはエリートクラスの上位だった人もいるようです。または他の持久系の競技から移ってきた人もいます。

僕のように運動経験がなく、52才から本格的にヒルクライムを始めて、年代別トップを目指すのは、普通に考えればかなり無謀でしょう。

中一の時に運動部に入って、ついていけず辞めてから、ほとんど運動はやっていません。

40代から健康のためにサイクリングを始めましたが、週末にサイクリングロードをチョイ乗りする程度でした。

2011年 52才 
走行距離を40kmから始めて、少しずつ伸ばしていき、奥多摩まで150km走れるようになりました。青梅街道の折り返し地点を毎週末信号を1つずつ伸ばしました。
都民の森90分 ヤビツ60分
この頃は完走がやっとでした。

2012年 53才
大腿骨骨折。これで諦めず、都民の森70分。ヤビツ43分。週末に都民の森通いをしました。走る度にタイムが縮まるのが励みになりました。

2013年 54才
初めて参加した富士ヒルで1時間23分。都民の森57分、ヤビツ40分。
この頃は上りの練習に没頭。都民の森を2本上ったり、車載でヤビツを4本上ったり。
がむしゃらに練習して、最も伸びた時期です。
東京ヒルクライム奥多摩大会で年代別3位。

2014年 55才
富士ヒル1時間18分6秒、都民の森56分、ヤビツ39分。
丸子橋ろーどくらぶの練習会に参加するようになり、揉まれました。
古殿ロードレース大会でシニアの部優勝。未だに最初で最後の優勝。ヒルクライムでなくロードレースなのが不思議。

2015年 56才
富士ヒル1時間16分52秒、都民の森56分、ヤビツ39分。
停滞期でした。月1000km走ってもタイムはあまり伸びない。加齢との戦いだったのでしょう。

2016年 57才
富士ヒル1時間15分56秒、都民の森54分、ヤビツ37分。
チームのエースと2人練を土日にするようになりました。

2017年 58才
富士ヒル1時間12分47秒、都民の森51分台、ヤビツ36分台。
車坂峠、富士山国際、東京ヒルクライム奥多摩、KOH富士山、いづれも年代別5位以内。
エースの引越しでソロ練中心になりました。
基本は都民の森または宮ヶ瀬湖までの2〜3時間のノンストップ練。
それと平日の高負荷インターバルローラー。
この組み合わせで筋持久力とFTPがアップしたようです。停滞期を脱した感があります。

パワー計を導入してからの全走行の平均ノーマルパワーは、少しずつ伸びています。

2013年平均 152W
2014年平均 164W
2015年平均 171W
2016年平均 175W
2017年平均 188W
最近、まだ上がっています。
2017年10月 209W
2017年11月 211W

ここから更に伸ばしたい。でもきっと再び停滞期も来るだろうと考えています。

その時にどう工夫して突き抜けるか。

その試行錯誤が楽しい。

では!

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追記

2019年 60才
菰野ヒルクライム 60才以上カテゴリー 5位 NP265W 58kg 4.5x 短縮コース

ハルヒル 60〜69才カテゴリー 3位
47分39秒 NP255W 58kg 4.4x タイムはPB更新

富士ヒル 60〜69才カテゴリー 2位
1時間13分00秒 NP237W 56.5kg 4.2x

富士山国際ヒルクライム 60〜69才カテゴリー 3位
1時間00分 NP240W 58.0kg 4.1x

乗鞍ヒルクライム 51〜60才カテゴリー 35位
1時間16分31秒 NP225W 58kg 3.9x

赤城山ヒルクライム 60〜69才カテゴリー 2位
1時間11分6秒 NP247W 58.4kg 4.2x タイムはPB更新

東京HC檜原 60〜69才カテゴリー 優勝
1時間3分6秒 NP245W 58.8kg 4.2x
役場前〜都民の森区間は50分11秒

ツールドはなわ ロードレース 60才以上 優勝

2020年 61歳

秋の富士ヒル 60歳以上カテゴリー 2位

箱根ヒルクライム 60歳以上カテゴリー 2位

FTP
トレーニングを始めた頃 53才 211W
2019年 60才 パイオニアとゴールデンチーターでは250W 左クランクx2なので実際は17W位低いかと推定

体重 
53才 55kg 
60才 58kg
筋肉がついたと思う。基本ダイエットは行わない主義。食べたいものを食べたいだけ食べます。

パワーウエイトレシオ PWR
53才 3.8x
60才 4.3x

ヒルクライムのタイムはPWRで決まります。でも同じレシオなら体重とパワーの両方が高い方が有利です。

何故なら平坦区間のあるヒルクライム大会が多いからです。富士ヒルもしかり。

モア体重、モアモアパワーです。

ダイエットに頼ると長続きしません。

52歳からでもパワーは伸びます。運動経験のない人ほど伸びしろが大きいと思います。60才現在でもローラーのパワーは少しずつですが伸びています

安静時心拍数 最低 34拍/分 普段は40拍位

プランク 最長 15分 これだけは得意 腰痛を気にしなければいくらでも出来そう

仕事は外資系金融機関でフルタイム勤務 仕事最優先 ローラー中も夜中もメールチェックしながら24時間勤務体制

孫2人 可愛いです😍


機材 ADDICT 6.8kg 機材への拘りは薄いです

趣味 乃木坂46を見ながらのインターバルローラー

ローラーのNPベスト記録

20分 273W

30分 266W

60分 253W

70分 246W

これを少しずつ更新していくのが楽しみ


パワーアップのこつ インターバルで限界だと思ってから、心を無にして後10回回す これを延々続ける 限界突破の頻度を上げる 生理的順応を継続的に促進する 過負荷と超回復によるパフォーマンスの向上が加齢による劣化を僅かに上回る そのギャップを安定的に維持する ギャップが一時的に大きくなり過ぎると反動が生じる 時間をかけて生理的順応を不可逆的な順応にする ベースが固まってから少しずつ上げていく またベースを固めてから再び上げる この繰り返し

ヒルクライムが速くなるための○つの方法なんてのは信じません

特別な才能に恵まれていない凡人が何かを成し遂げるためには、継続的な努力に尽きると思います

好きな言葉 人はね限界だと思ってからもうちょっといける by 生田絵梨花


余談ながら、元々運動とは全く縁のなかった僕ですが、若い時に全国トップを目指したことがありました

大学受験に失敗し、二浪することに

合格圏内にいたと思っていたのに、まさかの一次試験不合格

それから1ヶ月間、毎晩文字通り夜寝ながら悔し涙を流しました

三浪はありえない、何がなんでも来年は合格せねば

そこで考えたのは、合格を目指しているだけではまた失敗もあり得る

全国トップを目指そうと目標を設定

記憶のメカニズムを研究

自分の実力を点検し、苦手の日本史と世界史の克服に焦点を当てました

記憶の3ステップ、即ち記銘、保持、再生の最後のステップの強化に取り組みました

毎日山川の日本史と世界史の教科書を各1時間、10ページずつ、小見出しを見て覚えていることを書き出す

思い出せないことは覚え直す

1ヶ月で一回教科書を通す

これを10回やりました

これで山川の教科書をほぼ丸暗記

小見出しを見た瞬間に、その後の内容が瞬時に思い出せる状態になりました

1年間の自宅浪人の結果、

最後のS台模試で文系全国2位 嬉しさとこれだけやってまだ上がいたかという気持ち

富士ヒルで年代別2位になった時と似た気持ちでした

目標の1位にはなれなかったけど、ようやくここまで来れたかという気持ち

K塾T大オープンでは確か偏差値88 数字はおろ覚えですが、当時最難問の模試でした

本番の共通一次試験は95%  文理合わせて全国20番以内  文系では一桁順位

理Ⅲを目指す現役秀才に混じってこの順位に入れたのは今更ながら驚き

全教科全国トップの人はいない

全教科全国100位以内に入れば、総合でトップを競える

得意の英数国で点数をかせぐ

最後は歴史が最も得意科目になりました

ここまで来ると、偏差値は関係なし

O文社模試は易しすぎて満点とっても偏差値が低く、差がつかない

リザルトの全国順位にしか興味なし

地方の公立高校の平凡な生徒で、頭が特別良くなくても、目標を高く持って徹底的にやれば、全国トップは無理でもそこに近づけることを経験しました

目指すものが違っても、やり方は同じ

やるかやらないかだけ

やるなら目標は高く掲げる

どうすれば達成できるか考えて実行する

やりながら軌道修正

どんな分野でもやることは同じだと思う