牧師室から
『この言葉とともに歩め』 テモテの手紙第一４章13節〜16節
小泉智牧師
パウロは牧師の働きを語ります。礼拝での旧約聖書の朗読。個人が聖書を持てるわけでも皆が字を読めるわけでもない時代です。礼拝でテモテが聖書を読み聞かせるのです。しかも聖書は解き明かす必要があるのです。それが説教です。
ここに信仰教育の教えが加わります。特に洗礼を受けることを望む方への学びを指します。いずれにせよ、御言葉への集中が牧師の勤めの中心です。教会全体が聖書に強くなれば、異端に影響力があろうと教会が混乱させられることはないと確信するからです。
もっともパウロはこの困難を覚える働きを自分の力でやり抜けるとは申しません。聖霊の助けを仰がなければ到底果たすことができないのです。聖霊の賜物を軽んじてはいけません。教会の奉仕は自分の能力に頼って進みません。召しに忠実であろうとするなら、折にかなった聖霊の働きが必ずあると約束されているのです。
しかも御言葉の奉仕はそこから離れずに絶えず続けるべきものです。この手の誘惑はつきものです。御言葉以外の別の何かで教会を建て上げようとする企てです。御言葉以外の何かを求めて、人が集められることがあるのかもしれません。しかし、それでは教会とは呼べません。神の民としての教会は御言葉によって形成されていくのだと覚えましょう。
ところが、御言葉の奉仕を担うことによって、その御言葉によって自分自身も成長します。奉仕は人を成長させます。御言葉を聞く各人も、救われた目的を最後まで全うできるように整えられていくのです。御言葉を軽んじてはいけない。自分を救い、教会を建て上げていく御言葉に耳を傾けて、歩んでいくことができますように。
〜みことばの黙想と適用〜
今日の礼拝メッセージを通して、「御言葉が教会を建て上げる」ということを考えさせられました。特に13節の「聖書の朗読と勧めと教えに専念しなさい。」という御言葉がすべてを物語っていると思いました。聖書の御言葉が教会を建て上げるのです。御言葉以外の何かで教会を建て上げようとするなら、それはもはや教会とは呼べません。神の民としての教会は御言葉によって形成されていくのです。また、教会の奉仕は自分の能力によって進むのではなく、折にかなった聖霊の働きによって進んでいくのです。このことを覚え、日々、御言葉に耳を傾けて歩んで行くことができますように🙏
感謝します❤️✨✝️
