前回は「久野真平の歩き方教室」に参加して、KUNOメソッド走行法について書きました。

おさらいで、KUNOメソッド走行法は、足裏フィーリング(足裏で地面と握手・足趾を使う)、
ホールアップ(骨盤底筋の活用)、笑顔(上半身のリラックス)の3つをポイントにしています。

ホールアップ
とは、体幹を日常生活から意識するための方法論で、無駄のない柔軟な身体や良い姿勢、スムーズな動きを身につけることができるとのこと。講習会では、特に骨盤底筋を収縮させる動きを強調されていました。

この
ホールアップ、FHAホームページ内で紹介されているお医者さんはシューフィッター Vol.7(橋間 誠先生)に書かれている股関節の正しい安定化法とも共通していて、ご一読いただくとより参考になると思います。
※さらにVol.7では“内股で生じる不良姿勢”(幼児・子ども)についても解説されていて、子どもを持つ親御さんには、是非、知っておいていただきたい内容です。

とにかく、日常から体幹を意識しているのと、いないのでは大きな違いがあるようです。



前回、少し触れました久野式外反母趾予防法について、簡単にご紹介します。

実際には矯正された方々も多いようですが、個人差を考慮しここでは予防法とさせていただきます。

準備するものはテニスボール1つです。 次の手順で

1. 自然な状態で立つ。
2. 支持足を定め、もう一方の足でテニスボールを軽く踏みしめる。
3. 足裏でテニスボール転がして踏まず中心にコロコロマッサージ。
4. 軽く踏みしめたテニスボールをつま先方向に足裏で移動し、
  母趾球から小趾球にかけての中足趾節関節を十分に使いテニスボールを握る。
5. 握った(掴む)状態で足を上げる。これを何度も繰り返す。
6. 反対の足も同様に行なう。
7. 片足5分として10分ほど毎日行なう。3ヶ月程で効果が実感できるようです。

外反母趾予防に効果があるとされる、タオルのたぐり寄せ、足趾を使ってのしゃくとり虫歩き、などありますが、久野式では中足趾節関節を十分に使うことで足底筋強化に効果的とのことです。

私は外反母趾ではありませんが、足趾を上手く使えていないので久野式を実践中です。

始めて10日ほどですが、立っている時、歩いている時、足趾を使えてきている感覚が分かります。

とにかく、TVを観ながら手軽にできる運動なのでお薦めです。