訃報を受けた翌日の22日。
朝の時点ではまだ家族葬で執り行われるとの事で、
友人関係には誰にも連絡していませんでした。
そして未だ受け入れ切れていないK。
Kだけでなく近所のみんな、
おばちゃんでさえ受け入れられていなかったと思います。
一番付き合いの長い①ちゃん。
彼女は二十歳の頃からアメリカへ渡り、生活をしていました。
①ちゃんに連絡したときには、
③ちゃん②ちゃんを通じて訃報が入っていました。
理由は①ちゃんのためにも伏せてはいましたが、
なんとなく気づいていたのか、聞かれることはありませんでした。
夕方が近づいた頃、葬儀は家族そうでなく、
普通の告別式で行われれると連絡がありました。
それを聞いて急いで①ちゃんと連絡を取り、
同級生へ回すかどうか相談しました。
おばちゃんだけは家族葬を望んでいる。
友達が来ないだろうと思っているから。
彼に寂しい思いをさせたくないから。
ご家族の意向を無視するわけにはいかない。
それでも、二人の思いは一緒でした。
家族のようなご近所さんがみんな涙を流している。
確かに内気な性格だったこともありで多くの友人はいないかもしれない。
でも、少なくとも地元には友達はいた!!
そしてなるべく多くの人で送ってあげたい!!
ある意味二人のエゴのような部分もあったかもしれません。
すぐにメールでの文章を作り、
夜には連絡をなるべく多くの人に届くように沢山の人へ送りました。
①ちゃんにもアメリカから彼の友人・知人へ送ってもらいました。
多くの人へこのメールが届くように。
そしてお別れの時に沢山の人に見守られていますように。
と、すがるような願いをこめて。
つづく
-+*+-KEN-+*+-