かなり前のブログですが、ケアベアを作った方の話を書いたことがあります。
→ ケアベア開発者のお言葉
ケアベアをご存じない方は、ケアベア公式トップ→"About Care Bears→"ケアベアの歴史"をご覧ください。
→ ケアベア公式
ケアベアは、1982年にアメリカのアメリカングリーティングスというグリーティングカード会社に開発プロジェクトが発足し、名前を考える人、デザインをする人、デザインフィニッシュをする人、マーケティングを考える人、ビジネスをプロデュースする人と様々な人たちが関わって開発されました。
一人だけのアイデアではなく、コンセプトがしっかり練られており、その当時の市況に合ったデザインで登場しました。
ここでのポイントは、様々な人たちがコンセプトを共有し開発されたこと。
一人だけの想いで発信するのではなく、クリエイターの立場から、宣伝の立場から、ビジネスプロデュースの立場からそれぞれ同じメッセージを発信することにより、様々な協力者が生まれ、ビジネス的にもぬいぐるみ4000万個、グリーティングカードを7000万枚販売する大ヒットとなります。多くのスタッフが、自分だけで完結せず、様々な協力者を生み広がったこともヒットの要因だと考えられます。
ケアベアのコンセプト「ケア(思いやり)」と「シェア(分かち合い)」。まさしく、そのコンセプトがしっかり共有されていたことで広がっていった作品です。
さて、話を開発者の方のインタビューに戻しましょう。
私がお会いした方は、当時「ケアベア」のネーミングを作ったデイブ・ポルターさんという方でした。
ケアベアは、1982年、92年、2001年、2007年とデザインをどんどん変えていました。
ケアベアブックを作った際デイブ・ポルターさんにインタビューをしたことがあります。
「これからケアベアはどうなって欲しいですか?」との質問に、このようにお答えになりました。
「ケアベアの持つ真の価値観は変わって欲しくないと誠実に思います。外見や色、シンボルが何千回変わっても、ケアベアが象徴している人が人に対して持つ思いやりの気持ち、お互いに対して思いやりを持つことがいかに大切か、これは世界中でもっとも大切なことです。」
ビジュアルは変わっても、コンセプトが変わらなければ、真の価値観は変わらない。
と話されていました。
キャラクターは、市場で興っては、また興っては消えていくそのようなもののように見られます。一度ヒットし消えていった作品も多いと思います。しかし、作り手、送り出しての中では消えていたいと思います。
休むときや休み、また時代に合ったデザインで復活するという繰り返しでキャラクターは永く愛され続けられます。
前々回のブログで
キャラクターを作るとき一番最初に始めることは?
と書きました。
「ビジュアルは変わっても、コンセプトが変わらなければ、真の価値観は変わらない。」
そのように考えて、キャラクターを開発されてください。
そして、一度ヒットした作品でも時代に合った展開が何かないかを模索してみてはいかがでしょうか?