【お酒】歴史編その3!テキーラは30年以内に生まれたもの? | 大久保建佑のグルメ・酒・音楽ブログ

大久保建佑のグルメ・酒・音楽ブログ

こんにちわ。北海道の札幌市在住の、大久保建佑です。
趣味のグルメ、お酒、音楽について書いていこうと思います。

大久保建佑です。

 

お酒の歴史編、第3段です。

だいぶん期間が空いてしまいましたね・・・。

 

第1回はワイン、第2回はウィスキーと書いてきました。

 

今回はどのお酒にしようかと、色々なお酒の歴史に目を通しておりましたら、日本でも良く名前を聞くお酒の中に、面白い歴史を持つものを見つけました。

なので、今回はそのお酒について書いてみようと思います。

 

それが何かと言いますと・・・

 

テキーラ!

 

この名前を聞いて、良くない記憶を思い出した人もいるかも知れませんね。

ちなみに、私もその一人です(笑)

 

恐らく「一気飲みをするお酒」と言うのが、テキーラのイメージかと思います。

しかし、それは日本で定着した一側面にすぎません。

 

この記事を読んで、少しでもテキーラのイメージが変われば幸いです。

 

・テキーラはどこでできたお酒?

これはご存じの方もいるかも知れませんが、テキーラはメキシコで造られたお酒(蒸留酒)です。
スペインから蒸留技術がメキシコに入ってきた事で生まれたものですね。
 
ウィスキーも、蒸留技術がヨーロッパから伝わった事で生まれているので、蒸留というものがどれほどお酒の歴史に影響を与えたかがうかがえます。

 

現地ではライムやレモンの汁を口に含んで飲んだり、飲み終わった後にお塩をなめたりするそうです。

・実はテキーラは、最近にできたお酒?

これは、私がテキーラについて調べて一番驚いた事です。

 

なんと、テキーラは1994年に正式に認められたお酒なのです。

 

これがどういうことかと言うと、テキーラはもともと「メスカル」という名前のお酒の一種だったのです。

 

詳細は簡略化しますが、メキシコのお酒の歴史は「プルケ」という名前のお酒から始まります。

このプルケは日本の甘酒のような味わいなのですが、これを蒸留して生まれたのが「メスカル」であり、テキーラはその中の1つのジャンルでしかありませんでした。

 

そんなメスカルを作っている地域の1つに、テキーラ地方と言うものがあります。

このテキーラ地方が、メスカルに「原産地呼称(地名をお酒の名前にする)」制度を導入しました。

この原産地呼称を確立するには厳格なルールが必要であり、そのために「テキーラ規制委員会」という非営利団体を1994年に設立。

 

これを機にテキーラは生まれ、今ではワインやウィスキーと並ぶ1つのジャンルとして現在の地位を獲得しているのです。

 

・テキーラにもグレードがある

そのように生まれたテキーラには、もちろん作り方に応じたグレード分けが存在します。
ここでは、みなさんご存じWikipediaを参考に、物凄く簡単に書かせていただければとおもいます。
 

 1.カテゴリー

  テキーラは2つのカテゴリーに分けられます。
  その基準となるのは、原材料です。
  アガベという原材料のみで造ったものを「テキーラ100%アガベ」と呼び、それ以外の副産物が混じったものを「テキーラ」と呼びます。
  我々が普段飲んでいるのは、後者の方ですね。
 

 2.クラス

  テキーラはウィスキーと同じように、熟成という工程が入ります。
  この期間の長さによって、5段階に分かれます。
  それぞれ名称は以下の通りで、下に行くほど熟成期間が長く、価格も基本的に高くなります。
 
   ・ブランコ
   ・ゴールド
   ・レポサド
   ・アニェホ
   ・エクストラ・アニェホ
 
  最高グレードのテキーラ、一度飲んでみたいですね。
 
 
いかがだったでしょうか。
ちょっとでもテキーラに対する見方が変われば幸いです。
 
一気飲みだけがテキーラじゃない。中にはワイングラスで飲むのが向いているような、芳醇な香りを持つものもあるそうです。
 
世の中には「テキーラ専門のバー」も存在しますので、お近くのバーを探してみるのも楽しいかも知れませんね。
 
 
それでは、良きお酒を。