回転1 | KENSUKE・A オフィシャルブログ 「SISTER JET」 Powered by Ameba

回転1

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ヒトが、後ろに戻ろうとした時、
車のように、バックするのではなく、
つまり後ろに向かって足を出すのではなく、
「くるん♪」
と後ろに向きかえって元来た方向にむかって歩き出す。
つまり「回転」をして再び歩き出す。
ちょうど車の運転のように、
後ろを振り向き、な、が、ら、
後ろ足で後ずさりする事も可能なはずなのに、
ぼくらは、わりとしっかり「くるん♪」と
「回転」
をするのだ。

なんだかこの
「くるん♪」
というヤツ、
この「回転」という行動が、瞬間が、
妙に気になり出した俺は、
日常に潜む、ありとあらゆる「回転」に注目してみたいと思った、u-u…

いったい、僕らの日常の中に「回転」はどの位潜んでいるのらろうか!?
僕は一生でいったい「何回転」するのであろうか?
ヒトはいったいどんな時に「回転」するのであろう?
そして、どんな瞬間に「回転」せざるおえないのであろうか?
そんな日常の「回転」を
元バスケ部、かつて「ピボット」で「くるんくるん」相手をかわしまくった、
事もあった、
回転レベル3の経緯を持つ俺が
日常に潜む「回転」を深く探求しいく回転シリーズブログ。



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その1
「お酒の力と回転 ~誰よりも早く編~」




 7月19日、話が盛り上がった訳でもなく、
かといって話がもつれた訳でもないが、
一応、楽しかったし、
もちろん、つまらなくもなかった、
つまり実は結構楽しかったのかもしれない。
それどころか、
俺は自分のテンションが上がっている事にも何処かで気付いていたし、
体はいつも以上に軽かった。

帰り道、電車のトビラが開くと、俺は誰よりも早く飛び出し、
階段を

「ワン。ツー」
「ワン。ワン。ツー」
といった感じで、スタッカートのようなテンポで、
1拍目を少しだけ跳ねるような感じで降りていた。

お酒を少し飲み過ぎた帰り道だったので、
階段を下り終わった所にある自動販売機のポカリスエットで少し頭を冷そうかと、
一瞬思ったが。
「まあ、いいや」
と思う位、逆に酔っぱらってもいた。

そのまま自動販売機を通り過ぎ、
少し小走り、というよりも、競歩に近いスタイルで、自動改札に向かい、
スイカを改札機にかざしたその瞬間!

「ティントン♪」

とトビラがしまったその時!!
電車を降りた瞬間から勢いよく改札まで向かってきていた俺は、
俺の体のそのスピードを止められない!
っといった感じでその塞がってしまった自動改札機から
清算機に向かって清算を済ませようと



「くるん♪」

「くるりんっぱ♪」

と俺は自動改札機の中を、
戻るというよりも、
完全にターンしていたのだった。

つまり

「回転」

していたのだった!!

「くるん♪」

「あっ、今日もまた1回転入りました。」


と思った瞬間

後方から続いてきたお姉さんの視線は
少しだけ冷たく、
少しだけ笑いを隠しているようにも見えたが、




「えっ!」
「まだオートチャージしてないの!?」

と、確実に思っていたはずだ。