TUMIというブランドを知ったのは15年ほど前だったと思う。
当時、「ナイフで切っても破れないほど丈夫」という触れ込みと、その無骨だがスタイリッシュで機能的な面持ちに、欧米のビジネスマン達が心惹かれ、人気を博していた。
自分が最初に買ったのは、ニューヨークの空港で買ったビジネスブリーフケース。当時のアメリカのインテリビジネスマンの間では必携バッグとなり、そして日本でも外資系のビジネスマンを中心に、みなが右へ倣えでTUMIを持ち始めていた時代だった。値段は250ドル。
これは大活躍をした。機能的で使い易く、丈夫で、実際長持ちもした。残念ながら選んだサイズが大き過ぎて(アメリカでは普通のサイズ)、6年程使った後に手放すことにしたが、もしそのまま使っていたとしても十分まだ活躍していたに違いない。
そしてこれを機にTUMIというブランドへの信頼が形作られ、その後更に幾つかのモデルを使用し、今愛用しているTUMI達。
特に、この大型のトート兼リュックサックは大いに重宝している。
ポケットが多い。ポケットの中にもポケットがある。
まさに、トート的に、資料や着替えがざくざく入れられる。
荷物が多く両手が塞がりそうな時には背中に背負う。
万能バッグだ。
出張時に持っていくものを挙げてみると、ペン、メモ、鍵、財布、パスケース、名刺入れ、ノートパソコン、電源コード、スマートフォン、ネット送金用のセキュリティデバイス、更にこれが海外出張ともなれば、更にパスポート、二種類以上の通貨、などなど小物が多種多様になる。
こういう時、何をどのポケットに入れておくかを決めておくと、とても効率が良い。紛失も未然に防げるし、それぞれのポケットを点検することで、忘れ物チェックにもなる。このトートは、これを可能にする希有なバッグだ。
そしてさすがはTUMI, 丈夫だ。タフな使い方をしてもびくともしない。初期の生地と比べると、デュラビリティも増したように感じる。
唯一、あえて難点を挙げるならばは、少々重いことぐらいか。とりあえず今の体力では気になるほどでもないし、重ければ肩に背負えばいい。
使えば使う程、このバッグには惚れ込んでしまい、到頭二つ目を購入。
まったく後悔していないばかりか、もう一つ買いそうで怖い。
最近、小型版を加えた。
初代に比べれば容量は少ない。だが、同じように機能的でさらに軽い。
深みのあるグリーンが、見ていて心地よい。
頑丈で、機能的で、無駄がない。
マッチョ且つスマート。
こういう暗黙のブランドメッセージが、心に響くのかもしれない。
ブランドはコミュニケーションであるという理屈が良く理解できる。
実用での感覚が、メッセージ性を持つブランドは強い。
あと幾つTUMIが増えるのか、あたかも家族が増えるのを待ち構えるが如く、考えるとワクワクする。