小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 - -207ページ目

吉田拓郎「唇をかみしめて」

 以前「おくりびと」オリジナル・サウンドトラック の記事でも書きましたが、良い映画には良い音楽が付き物です。


 映画史上に燦然と輝く傑作「ゴッドファーザー」シリーズなどはニーノ・ロータのあのテーマ曲を聴くだけで鳥肌ものであり、カンヌを制した「ピアノ・レッスン」などはマイケル・ナイマンの流麗なピアノの旋律が今でも耳から離れません。他にもイントロが流れてくるだけで劇中のシーンを彷彿させる優れた映画音楽には枚挙にいとまがありません。


 主題歌にしても然り、青春映画の金字塔「スタンド・バイ・ミー」にはベン・E・キングのテーマソングが不可欠であり、ビョークが映画初出演にしてカンヌ主演女優賞を獲った「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は彼女の歌声無しでは成立せず、私も大好きなクエンティン・タランティーノ監督作品には古き良きアメリカの名曲が溢れています。


 さて今回は日本映画の主題歌から一曲、私のお気に入りをご紹介したいと思います。吉田拓郎 さんが広島弁で歌う珠玉の名曲「唇をかみしめて」。これは武田鉄矢 さんの主演映画「刑事物語」シリーズの主題歌なんですが、これがまたたまらなくいいんです。その声、詞、曲ともに素晴らしい。


 映画は武田さん演じる人情味溢れる熱血刑事が全国を転々としながら悪党を退治する勧善懲悪ドラマで、笑いあり涙あり恋ありアクションありの典型的な娯楽作品。お話も各回ベタベタでクサい展開です。だがそれがいい。現代映画が忘れてしまったものがそこにある気がします。


 ではシリーズ最高傑作と云われる「刑事物語2 りんごの詩」の感動のエンディングシーンと主題歌をYouTubeからご覧下さい。


【吉田拓郎「唇をかみしめて」 ~映画「刑事物語2 りんごの詩」より~】