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佳境に突入す - 「雪の花」本編集 Vol.2


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --六本木


 「雪の花」の本編集もいよいよ佳境に入って参りました。六本木は快晴の天候に恵まれております。


 本日は本編集 Vol.1 に引き続き、残りのシーンのカラコレ及び合成作業を行います。この合成作業と云うものがまた最新技術を駆使したデジタルシネマ最大の利点でもあり、映像のクオリティを最後の最後で磨き上げる大切な作業なのです。


 例えば雪が降っていないシーンに雪を降らせたり、映っていてはならないものを消し込んだり、或いは花の咲いていない場所に花を咲かせたり、引いたり足したり自由自在それはまるで魔法の如し。凡そ現代の科学技術に不可能はありません。地道な作業のため時間は掛かりますが、現場で出来なかったことを補って余りあります。


 あの一週間のロケを終えた現場スタッフと、今まさに作業されているポスプロ技術者の方々が、こうして時空を超えて同じフレームを創り上げている様を見ていると、映画と云うものは最初から最後まで本当に多くのスタッフに支えられているのだなと改めて感じます。


 「雪の花」の関係者は優に100人を超えるでしょうが、実際に会っている人間より一度も会わずにエンドクレジットで名前が連なる人の方が確実に多いのが映画というものです。もちろん作品づくりを最初から最後まで見届ける使命を持つプロデューサーや監督ともなると話は別ですが、現実にこうして一度も会ったことのない者達が一個の作品を創り上げている──いつも思うんですが、それって“奇跡”ですよね。


 さぁ、この奇跡をカタチにして残すべく、今夜は完成まで作業は続きます。