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千秋楽 - 「雪の花」MA


小野寺昭憲オフィシャルブログ - 破壊と創造の記録 --MA


 「雪の花」、本日遂にMAの時を迎えました。


 MAとはマルチ・オーディオの略であり、音まわりの最終ミックス作業であります。詰まるところ、この時初めて本編集で完成した“画”に完成した“音”が同期し、一個の作品に仕上がるのです。ここまで長い道程でしたが、映画における“画”と“音”の制作過程は完全に別物だということがお解り頂けたかと思います。


 本日最終日には浅見エグゼクティブ・プロデューサー、加藤エグゼクティブ・プロデューサー、小宮山プロデューサー、平林プロデューサーの全4名のプロデューサー陣が全員集結し、監督である私とキャメラマンの大沢さんが見守る中、昨日の記事 でもご紹介しましたサウンド・デザイナーの横田さんが仕上げ作業を進めます。


 MAスタジオの何千万もする音響設備の中、初めて“画”と“音”の双翼を羽ばたかせた「雪の花」を目撃しました。その切なくも希望に満ちた美しい姿は、この作品と今日で別れる惜別の情と共に、よくぞここまで立派に育ってくれたという制作者の親心を掻き立てる至高の姿でした。親から独り立ちした愛おしい我が子は、この先我々の手を離れて観客の皆さんの心へと飛び立っていくのです。


 ──「雪の花」の5ヶ月に及ぶ制作は、今日ここに終止符が打たれました。