ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展に行ってきました。
この展覧会は全国を巡回していて、私は宇都宮美術館に行きました。
リヒテンシュタイン侯国には世界屈指の美術品コレクションがあり、ルーベンス、ブリューゲル(父)など北方ルネサンスから、
バロック、ロココなどの絵画、ウイーン窯を中心とする優美な陶磁器などが、展示されていました。
リヒテンシュタイン侯 ヨーゼフ・ヴェンツェル1世
1725年 油彩・キャンヴァス
ペルセウスとアンドロメダ
ぺーテル・パウル・ルーベンスと工房
1622年以降 油彩・キャンヴァス
磁器の花瓶の花、燭台、銀器
フェルディナンド・ゲオルク・ヴァルトミュラー
1839年 油彩・板
この企画展は写真OKだったので、撮らせていただきました。
よく見ると絵を守るためか、薄いガラスフィルムのようなもので覆われていました。
額装も素晴らしいもので、当時の貴族の華麗なる生活の一部を垣間見ている気がしました。
当時の貴族は身分にふさわしい磁器セットを揃えておかねばならず、リヒテンシュタイン家は現在でも大規模な食器セットをいくつも所有しているそうです。
さらに歴代の侯爵は、磁器製作所(侯爵家の夏の離宮に隣接していた)の絵付師たちに、、コレクションを気前よく見せていたので、
今日では、侯爵家の絵画が描かれた磁器が、よく目にされることとなったそうです。
しばし、貴族気分にひたる・・・。
読んでいただきありがとうございました。