何事にも名人と言われる人は、道具の善し悪しは問題にしない。



土曜日四月十八日に新宿の朝日カルチャーセンターの講座に行ってきた。


 家の片付け 親の本音、子の本音 講師は

美しい暮らしの空間プロデューサー安東英子さん



ソロモン流を見ていたので、是非話が聞きたくてすぐに申し込んだ。



テーマが親の家の片付けだったので、親と同居中の私にとっては


あまり必要ないかなと思ったが講座を聴き終わった後は、すぐ家に帰って


すぐに片付けなくてはと思った。



物が収納されていて出しっぱなしになってないと

時間と心にゆとりが生まれる。


物が捨てられない人 安いから買ってくる。

収納するスペースがなくても捨てない。大量にある物は安い物。


ずっと片づけているとは、物が多いから。


人生で一番無駄な時間は捜し物をしている時間。


必要のない物に囲まれて暮らす理由は何なのか

それはもったいないという気持ち


今の自分に必要な物、今好きな物、美しいと感じる物、ほっとする物

に囲まれて暮らす。



掃除が嫌いな人は?

と言われて、

はーい

と元気よく悪びれもなく脳天気に手をあげる私。

ほとんど手をあげる人はいず、心なしか安東さんはこっちを見なくなったような。



帰り際にリホーム大作戦を買って家で見た。

心に残ったのは、最後の白血病の方、母の希望を叶えるため、安東さんに頼んで

できあがりをとても喜んでその後静かになくなられた。


家というものは、人生を幸福にする力も持っているが、家族の人生を狂わせてしまう

怖い力も持っている。


確かにそうだ。自分の周りをきれいにするだけで、こんなにも気分がよくなるものか。

ほこりを毎日吸い込んで体調を悪くするなんて、本末転倒じゃないか。


掃除をすることは自分のテリトリーを広げていくことではないだろうか。

掃除をすることは昔から修行じゃなかったか。

なら、掃除は自分磨きであり、まわりすなわちテリトリーも美しくする。

まわりにも美しさは波紋のようにどんどん広がっていく。

奥が深い。