オフショア籍ファンド積立投資プラン

本プランはイギリス領ケイマン諸島に本拠地を置く保険会社が提供するプランとなります。ケイマン諸島はイギリスの海外領土で、世界の金融機関トップ50社の内40社が拠点を置き、世界で6番目の銀行業務センター、オフショア非課税となる国際金融センターの一つです。1970年代から国際的な金融センターとして成長し、特に富裕層が租税回避地として、自らの資産を海外に移転させるのに適した場所として利用されてきた歴史があります。2000年代以降、海外の金融機関を利用した脱税や租税回避を防ぐ目的で国際基準としてCRS(Common Reporting Standard:共通報告基準)が策定されたことにより、最終投資家の拠点における課税申告手続きは必要となるため、租税回避地としての機能はなくなりましたが、ケイマン諸島は政治的・社会的に安定しており、カントリーリスクが低いため、世界各地の戦乱や経済危機から非居住者の資産を保護する機能は健在です。

<プラン概要>
運用対象は約150種類のファンドリストから最大20種類のファンドを組み合わせて運用することができ、年間15回まで無料でファンドの変更手続きを行なうことができます。積立開始時点の毎月最低積立額はUSD300からのご提案とさせて頂き、追加投資は毎月USD50単位でご契約可能です。積立通貨は米ドル・ユーロ・英ポンドの3種類から選択可能です。

<契約年数と申込可能年齢について>
本プランは契約開始時に10年・15年・20年・25年いずれかの契約年数を設定して頂きます。契約年数別の申込可能年齢は以下の通りとなりますが、契約期間終了後も一時金運用もしくは定期的な配当金の引き出しを終身継続可能なプランとなります。

10年積立=18~75歳
15年積立=18~70歳
20年積立=18~65歳
25年積立=18~60歳

<初期積立期間と任意積立期間について>
以下のとおり、契約年数別に初期積立期間が設定されており、初期積立期間中は当初設定した積立金額の継続的なお支払いが必要となり、初期積立口座内のご資金は契約満期までの運用が必要となります。

(契約年数)=(初期積立期間)
10年契約=12.54か月
15年契約=15.27か月
20年契約=19.05か月
25年契約=23.88か月

上記の初期積立期間終了後、それ以降は任意積立期間となり、毎月の積立金の減額(USD100以上のUSD50単位)・停止・任意積立口座の部分解約手続きが可能となります。

<積立金の支払い方法について>
本プランは、毎月の積立金をVisa、Master、Amex、ダイナース、JCBを含む5種類のクレジットカード請求、もしくは海外送金で3か月~3年分の積立金を早期拠出して頂くことが可能です。

<アロケーションボーナスについて>
以下の通り、年間積立額に応じて、年間拠出金額の102%~105%がファンド時価に上乗せされます。

USD3,600-5,399=102%(毎月USD300以上)
USD5,400-7,199=103%(毎月USD450以上)
USD7,200-13,499=104%(毎月USD600以上)
USD13,500以上=105%(毎月USD1,125以上)

※例1:毎月USD300積立の場合⇒年間拠出額USD3,600⇒アロケーション比率102%⇒USD3,600x102%⇒USD3,672(年間USD72上乗せ)
※例2:毎月USD450積立の場合⇒年間拠出額USD5,400⇒アロケーション比率103%⇒USD5,400x103%⇒USD5,562(年間USD162上乗せ)

<ロイヤルティボーナスについて>
積立開始金額以上の金額で10年以上の積立投資を継続した場合、10年経過時に1年目~10年目の拠出金額の7.5%、以降5年毎に5年間の拠出金額の5%が、それぞれロイヤルティボーナスとしてファンド時価に上乗せされます。

※例1:毎月USD500x10年積立の場合⇒年間拠出額USD6,000x10年=USD60,000x7.5%⇒USD4,500上乗せ
※例2:毎月USD500x15年積立の場合⇒年間拠出額USD6,000x10年=USD60,000x7.5%+年間拠出額USD6,000x5年=USD30,000x5%⇒USD4,500+USD1,500=USD6,000上乗せ

<共同名義人指定について>
本プランの共同名義人は18歳以上の方を2名まで指定可能です。共同名義人を指定することで、共同名義人いずれかの名義でのクレジットカード支払いもしくは海外送金手続きが可能となります。また、保有ファンドは共同名義人との共有資産となりますので、共同名義人いずれかのリクエストによるファンド解約手続きが可能となります。

<相続人指定について>
運用期間中に全ての名義人が亡くなった場合、ファンド時価の101%の保険金が、事前に指定した相続人にお支払されます。相続人は何名でも指定可能ですが、事前に受益割合もしくは相続順位を指定して頂くことになります。

<手数料体系について>
・年間管理手数料:年間拠出予定額の累計総額に対して、1年目から10年目は年間1.9%、11年目以降は年間0.35%が契約期間中にイニシャルユニットから引き落とし
・プラン手数料:毎月USD7
・資産管理手数料:毎月ファンド残高の0.125%
・ファンド変更手数料:年間15回まで無料、それ以降は毎回USD22
・超過拠出手数料:最大3年分の積立金を早期拠出可能ですが、3年分の早期拠出積立金を超過する場合は超過拠出する金額の7%が超過拠出手数料となります。

毎月の積立額に追加配分されるアロケーションボーナスと、10年以上の積立継続によって得られるロイヤルティボーナスによって、運用期間が長期になればなるほど手数料率が低くなり、複利効果によって最終利益率が高くなるため、将来的な年金対策として退職予定年齢に合わせて契約年数を設定して頂けると良いかと思います。

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