手術中に患者さんに確認してもらうことって意味があるのか? | 美容外科医、しぶけん(渋谷健)の正しい美容外科

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患者さんから質問が来たので少し詳しく回答します。

 

『脱脂の手術中に何度も確認してもらうとの事ですが、それがそのまま完成の顔になるということでしょうか。イコールにならないのであれば確認する意味がないのではないでしょうか。』

 

という内容ですね。

 

手術中に患者さんにできを確認してもらって細かく修正する件に関しては以前ブログに投稿させてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

この質問は鋭いですね。

医療関係者からの質問かなと思うような内容です。

 

実は完全にイコールにはならないんですね。

脱脂に限って言えばほんの少し術中から腫れていますし、

脂肪という中身を抜かれた皮膚も縮み切っていない、

など、手術の影響がなくなって完成する前とは違うところがあります。

 

 

 

 

しかしですよ。

「術中にすでにかなりイメージと違う仕上がりになってしまっている」

ということは防げるわけですね。

 

蓋を開けてみると仕上がりが自分の求めていたものでなかった時の衝撃、ショックはすさまじいものになります。

値段が安いものだったり、買い替えれば済むものであればそれでも良いかもしれません。

 

しかし美容手術はそのようなものではないですよね。

このことは何度か美容手術を受けられて、不幸にも仕上がりが自分の思い描いていたイメージとずれてしまった方は共感していただけると思います。

 

 

 

 

何度も確認することが全く意味のない事だったり、患者さんに不利益を与えることなら僕も絶対にやりません。

しかし時間が許すのであれば確認は絶対にした方が良いと思います。

少なくとも時間以外は患者さんにデメリットはないと考えています。

 

 

 

 

 

「完全に同じにならないのに手術中の確認って意味ありますか?」

に対する答えは以下の通りとなります。

 

『完全なイコールにはなりません。

脱脂はあまり腫れない手術なので、かなり参考にはなります。

少なくとも術中から明らかに左右差があるね、みたいな状況にはならないし、どこまで目の下をへこませるか、涙袋の出方などはこだわることができます。

絶対にやった方が良いと思います。』