今年のボロ市で買った掘り出し物(?)
“ 81回箱根駅伝大会は駒大が優勝。青学の初優勝は更にこの10年後だよ〜”
という露店古着屋のおじさんの説明を受けて、ハンガーに吊るしてあったコレを買った。
60年も前、小学生の時の昭和のボロ市で5円で買った月刊誌の付録の「催眠術の本」は、自分のその後の生涯を
方向づける礎となった。
昭和30年代のボロ市は、ゴザの上に売り物の商品を並べている店が多かった。
小学校3年生の時に少年週刊誌が出始めてからは、それまでの月刊マンガ誌購買を止めて
週毎に”西部劇”とか特集記事が掲載される少年マガジンを毎週、京王線の駅の売店で買って読んでいた。月刊誌は好きな漫画だけ本屋さんでパラパラと立ち読み。
“少年クラブ”とか”冒険王”などの月刊誌は、雑誌の売り上げを
伸ばすべく、正月号は新年特大号と謳って四十余りもの付録を
本体に挟んでそれらを閉じる輪ゴムをはち切れんばかりにし、
本屋さんの一角に積み上げて売っていた。
その付録の幾つかは興味深いものがあるのだが、小学生の小遣いでは本体をあれもこれもは買えない。
ボロ市には、そういった雑誌の付録をござの上にいっぱいに広げてバラ売りをする店があった。
“蛇オンナの見せ物小屋”、”ガマの油売り”、そしてこの月刊誌の好きな付録をバラで買うことの出来る露店で、
何か掘り出し物を見つけて買うのが、それはもうほんとに楽しみだった。
その年のボロ市でふとした小冊子が自分の目に入った。
催眠術の本だった。
何か面白そう。
たぶん”明星”か”平凡”、その頃あった芸能月刊誌の付録だったと記憶している。
握り締めていた5円玉をテキ屋のおじさんに渡して、その本を買った。
この本が僕の生涯を変える本になったのだ。
学校では習ったことのない潜在意識と顕在意識。
そしてその潜在意識を善用して活用すれば、人生に大きな変革をもたらすことが出来るとその本には書いてあった。
家に帰ってから夢中になって、貪るように読んだ。
数日間何回も読み直し、放課後、6、7名からなる掃除当番のグループ内でその本で得た知識を話してみると、
誰からともなく、”催眠術をやってみようよ”という事になり
クラスで僕の前の席に座っている◯◯まさ江という女の子が、”自分に催眠術をかけてみて”、と名乗り出た。
まさ江ちゃんは目の前に迫った
私立XX学園の入試が不安で、合格する自信がない、という。
催眠術には他者催眠術と自己催眠術があり、これを善用する事によって自信を持たすことが出来る、と書いてあったので、
僕は催眠術を本のマニュアルにそってやってみた。
しっかりと催眠術はまさ江ちゃんにかかった。
が、、、、誰かがこの事を家にかえって親に話したのだろう。。。
2、3日後の朝のホームルームの時、担任のT先生から、名指しではなく
「最近、催眠術遊びをしている子がいると聞いてますが、危険なのでやらないように」
と注意⚠️を受けた。
少し怒られたような気持ちがして不満だった。
僕は、手を挙げて
“まさ江ちゃんが受験が不安だというのでちゃんと受験場で持っている力が発揮できるように
暗示をかけたのです。”という事を大人である先生に向かって言うのも子供げない、のでヤメた。
それから1週間するかしないかの朝のホームルーム。
「今朝は嬉しいお知らせです。まさ江さんが合格したとXX学園から連絡がありました!」
だろう〜、催眠術😵💫って善用すれば効果覿面なんだってば‼️
心の中では、万歳🙌を叫んだが、
先生がダメだと言う事🙅🏻をやる気持ちはないし、
その時以来、いっさい他者催眠術は自分の中に封じ込んだ。
この実体験で催眠術の効果を確認でき、この時学んだ潜在意識の存在とその活用は自分の
脳にしっかり根付いた。
そしてそれが後年自分がカナダに移住して、治療師として患者さんに日々接する時も、
スポーツ指圧トレーナー
として指導した新体操や水泳選手が
ソウル、バルセロナ五輪の決勝進出した際にも役立てる事が出来たし、
ブロードウェイミュージカル、
💋キス・オブ・ザ・スパイダーウーマン(蜘蛛女のキス)でトニー賞を受賞することになった俳優ブレント・カーヴァーへのニューヨーク公演に向けてのアドバイスにも繋がった。
昭和時代はとっくに去ったが、AIの時代においてもヒトは潜在意識を善用し、明るい希望に満ちた未来志向で、次の時代のヒトの世を楽しく創造していくことが大切だ。
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ある🤣💖
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