安房高等学校の同窓会がありました。360人の卒業生のうち120名が参加。

けっこうな出席率。

ほとんど50年前卒業以来初めて見る顔が多い。

木更津から館山に向かう途中各駅停車電車の椅子に座ったが、

前にいるおっさんが同窓とは気づかず。なんと柔道部のS君富津市役所勤務だった。

私のクラスは理系だったがみな勉強熱心で東大、早稲田、慶応の各理系、国立大学の医学部に2名進学し、現在はそれぞれの仕事で頑張っている。

しかし蓋を開ければみな房州の田舎の仲間だし、昔と何の変りもない。

私はたぶん2回ほど同窓会をパスしている。

剣道で忙しく試合と重なっていたと思う。

ところが仲間の話だと石井は会社が倒産し行方不明と言うことになっていたようです。

中にはすい臓がんでステ-ジ4のまま4年も生きて、何食わぬ顔で

同窓会に出てきている友人もいる。

数学に才能のあったYさんは数学の先生をやっているとのこと。

部活の体操で頑張っていた人、美術で頑張っていたY君はいまだにそちら方面で

頑張っていると。

中学二年生の剣道総体個人戦で房南中出身の安房高の大将のY君とあたり延長3回で勝ち、次にM君と戦い負けている。これは一生覚えていることだが張本人の森君が

目の前にいた。懐かしい。二人とも安房高剣道部で頑張っていた。

人生いろいろで、中には同窓会にも出られない境遇の仲間もいるだろうし、

優雅な生活をしている仲間もいる。諸事情を抱えた仲間もいる。

自分も会社の倒産再建という、過酷な道を渡ってきているので、

人生について少々考える所がある。

しかしどんな境遇でも、同窓とは今と関係なく同じ時間を共有した仲間として

大変ありがたい存在と思います。