今年も終わった剣道稽古、最後に母親からうれしい言葉

 

 

今年の稽古は連盟稽古も剣誠会も終わった。

無事に終わったが、試合にはあまり勝てなかった。

自分の中では消化不良の部分もあるが、これは子供の資質と

環境によるので、勝手にどうこうというものでない。

 

昨日稽古の終わりに中学生の親からうれしい一言。

子供は中学の部活に所属しているが、友人関係もあまり親密でなく

面白くないが、剣誠会稽古では仲の良い友人ができて楽しくてしょうがないとのこと。

親に仕事を早く終わらせて連れて行ってくれとせがむらしい。

また指導では具体的にわかりやすく教えていただけるので発見があるとのことだった。

 

まあ、視点を変えると生ぬるい稽古をしていると思われるかもしれない。

だが逆に、厳しいだけでは人はついてこない。

稽古の厳しさは、子供の心身の成長レベルに合わせないと潰してしまう。

今は子供たちのレベルにあった強度で教えている。

 

昨今、コロナで人間関係が希薄になり、友達と話す機会や一緒になにかを経験する

機会がなくなっている。人の心を育てるのは人であるので、

基本、楽しい、うれしい、面白い経験をすることが、心を広げるに大事と思う。

 

ただ勝て、なんで負けた、と怒鳴っても心は育たない。

心に平安があるから厳しい稽古にもついて行ける。

正しさや思いやりがベースにあるから、厳しい稽古に耐えられる。

 

消化不良の一年だったけど、親から言われた一言で、自分の存在が少しは

役に立っていると思えば、少々納得して

一年を終えることができそうだ。