体の中の余分な水は、婦人科でも大きな病気の原因になることがあります。

 

水の動きが悪くなると、湿とか痰とか言ったりしますが、この痰と瘀血という血行不良が結びつくと不妊症や筋腫、嚢腫になったりします。多のう胞性卵巣などもこのたぐいです。

 

痰飲という状態はむくみやすかったり、体重の異常な増加を伴ったりしますが、簡単に舌を見るだけでもわかることがあります。

 

舌の側面に歯型がついていてした全体の色が紫っぽい状態のことが多いです。

 

このような方で、座っていることが多かったり股関節が硬かったりして冷え性があると骨盤内の血流が悪くなり、毛細血管の隅々までホルモンや薬が行き渡らずの問題が起きていることがあります。

 

不妊症の場合、せっかく妊娠しても痰飲や瘀血があると早期流産にもなりやすくなります。

 

痰飲を持っている型の場合免疫も過敏担っていることが多く妊娠が始まると免疫過敏(抗核抗体、抗精子抗体など)を形成しやすくなり、それに血流がわるいと血栓ができやすくなってしまうこともよくあります。

 

このようにならないためには股関節の柔軟性と下半身の筋肉強化(しゃがむことをするだけでも良いです。トイレが様式化してから増加しています)や骨盤を動かすフラダンスのような運動も効果的です。

またこれを解消する漢方薬も保険適応外ですが専門店にはあります。

 

よいち漢方 薬剤師 小林