伝統的な日本の漢方のやり方では、目の病気は水の調整がうまくいかないからという考え方で対応することがあります。

 

昔の人は眼球を水の塊と考えていたようで、ここが調子が悪くなるのは体の中の水の異常と考えたと思われます。

 

ですから昔から目の病気に苓桂朮甘湯や八味地黄丸をよく使ったりします。

 

現在でもこの考え方を使うことがありますが、薬局で目の薬として販売できる漢方処方が増えたこともあり、水の調整だけでなく、氣のめぐりや血を補うことで目の症状を改善する薬剤の選択肢が増えています。

 

また目にいいと日本でよく売られているものにヤツメウナギのキモの油というものがあります。これもかすみ目や目の乾燥にとても良い商品です。

 

サプリメントも色々とありますが、症状が少し進んでいるようならばやはりきちんと症状にあった薬のほうが逆に安全でしっかりとした効果が得られます。

 

よいち漢方 薬剤師 小林